外郎売り
「拙者親方と申すは、お立ち合いの内に御存知の御方もござりましょうが、お江戸を発って二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎなされて、青物町を上りへお出でなさるれば、欄干橋虎屋藤右衛門、只今では剃髪致して圓斎と名乗りまする」
「先輩。タイトルの『げろううり』が全然出てこないじゃないですか。発声練習だけで眠くなります」
「げろううりじゃなくて『外郎売り』よ、この原稿。放送部員としての自覚を持ちなさい。全校生徒の耳に失態を届けるつもり?」
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