着物の管理は今風で
着物って、実は管理に気を使うイメージがあるんです。特に正絹のものは!
ちなみに、お姑さんの着物はごちゃっとまとめて金属製の長櫃(で、あっているのかしらん? 母も使ってたけど、正式名が分からない)に収納してあったのですが。これが良くなかった。
正絹の着物は、ウールや木綿の着物と一緒に置いておくと、どうやら傷みやすくなってしまうようなのです。
何枚かの長着にはシミができ、虫食いもあるようなありさまに。うあー、もったいなぁい。
たとう紙も定期的に換えないと着物は傷んでしまいます。
そもそも、ハレの日に着るような正絹の良い着物は、クリーニングが必須。万全の状態で保管です。
お金に余裕があるんだったらガード加工してしまうんですけどね。まぁ、お姑さんの着物全部はとても無理なので、できる限り綺麗にして収納。
さて、私はとある秘密兵器を入手いたしました。
そ れ が ビニール製の保存袋!! です!!!!
桐のタンスを置くスペースがないもので!
ええと、お料理に使うフリーザーバッグのよーな、ピチィっと閉まるビニール製の着物保存袋があるんですよー。うぅん、科学の進歩バンザイ。
それほど着ないお高い着物は全部その袋で保管しています。
そして、私が大好きな木綿やウールの普段着物は、100均に売っているスカート用のハンガーで挟んでクローゼットに引っ掻けてあります。
100均、実は和装で使えるもの、けっこう売ってたりするんです!
感激したのが、バスタオル用? とにかく、ものすごーく大っきなハンガー(ダ◯ソー)があるんですが、これが着物をつるせるサイズなんですよ!
着物ハンガー? 買いませんけど、何か?
ちなみにお姑さんの使っていた
あと着た後も! 私は無精なので、長着や帯、小物は二日間くらいつるしっぱなしです。
肌襦袢、補正タオル、足袋、あと腰ひもなんかは普通に洗濯ですけど。
長着、帯はもちろん、帯揚げとか、伊達締めとか、どうにも汗がこもってるような気がしてしまうんですよね。結果、つるしっぱなし。
そして長襦袢はというと、私は定期的に洗っちゃいます。だって絶対に汗だくなんだもの。
夏用の、いわゆる洗える長襦袢は本当に便利。私が持っているのはおそらく麻の混合。ガンガン洗ってます。
ちなみに長着も、サマーウールや木綿、あと洗える夏着物(おそらく化繊)は、ガンガン洗います。秋物のウール着物も全部家の洗濯機で洗濯しました。
ただし! 絹の着物、袷の着物はクリーニングに出します!!
絹は縮むのです!! そして袷の着物は膨れてしまうことがあるので、やはり怖い。
明らかに木綿の裏地だったら試してもいいですが、失敗したくない着物は堅実にクリーニングです。
ワンシーズン着たおして、最後にクリーニングというのが良いかと。
まぁ、ぶっちゃけ、私は良い着物は滅多なことでは着ないので、ワンシーズンに一枚あるかというかんじ。それも、呉服屋さんがクリーニングをお安くしてくれることがあるので、その時期を狙って出すみみっちさです。
ちなみに帯はよっぽどの汚れがなければクリーニングしません。ただし、きっちりつるして湿気はとっておきます。
そして、帯はこれまた100均にあった二段ハンガーなるもの(コみたいな形のハンガーがあるんですよー)に引っかけて、クローゼットに収納。
始めたばかりの頃、帯と長着はクリアボックスに収納していたんです。でも無精で、さらにせっかちな私は、クリアボックスにいちいち入れたり、引っ張り出したりが面倒で面倒で!
けっきょく、お気に入りの長着(木綿やウールが大好き~)&帯は、クローゼットに全部並べるというスタイルに落ち着きました。
そうしていたら、私の無精根性がさらに発揮され、帯揚げすらクローゼットに。ネクタイハンガーなるもの(もちろん100均)に帯揚げを引っかけて収納してます。
このネクタイハンガー、とっても優秀で、一つのハンガーに四枚くらいかけられるんです。
このハンガーのいいところはパッと見て、好きな色の帯揚げを選んでから取れるところ。箱にたたんで入れていた時は何枚か広げてはしまって、と、繰り返していましたから、ずっと便利になりました。
あとは帯締め! これも箱に収納が面倒で!
よくもこんな面倒臭がりで、着物着よう! なんてやっているものかと。
でもですね、100均の金網?のようなラックに止めて収納するやり方を動画で拝見いたしまして!
もー、これが便利。というか、クローゼット内で完結するんですよ、これだと!
クローゼットを開けて、お気に入り木綿&ウール長着選んで、長襦袢は基本洗ってそのままだからほっといて。で、帯揚げと帯締めを選んで。
普段着物は楽チンでいたいですよね~。だって、この格好でかしこまったところになんか行きませんもの。
えぇ、サマーウールの着物でゲーセン(旦那様がゲーム好き)行ってラーメンすすってたわ!
こんな着物生活、怒られやしないかと思っていたのですが、とりあえず今のところ叱られたりはしてません。
いや、叱られたところで、「これカジュアル着だし、ジーパン、Tシャツ的な人間にちゃんとした格好しろって言いにくるなんて、奇特な人だなぁ」と、冷めたこと考えてしまいそう。
木綿着物や明らかな普段着物って、逆に言われないんじゃないかなーと思っていたりします。致命的な間違いしてなきゃ(あわせが逆だったり、クリップがついたままだったり)声はかけられないんじゃないかなぁ。格の高い着物を着る人のいそうなところに私が行かないっていうのもあるかも、ですが。
話は逸れてしまいましたが、着物は服。収納も現代にあわせてしまった方が楽チンですよ、とゆー、無精な女の実態でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます