第10話 テスト週間①
更新遅れてすみません…… 大学のレポートが立て込んでました……
これからは隔日か3日に1話の更新になりそうです。8月からは完結まで書いていけると思うのでお付き合いください。
それではお楽しみください(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
----------------------
月曜日、高校生活初めてのテスト週間が始まった。高校1年生は外部進学と内部進学とでは数学と理科と英語は授業内容に差があるため、その教科に関しては教室が別々だ。
俺と水島さんは共に外部進学である為同じ教室でテストとなっている。
ただテスト週間は出席番号順なので東(ひがし)と水島(みずしま)だと席は離れている。また上記の科目では他クラスと合同になる。
今日は数学と理科のテストだ。理科と言っても物理、化学、生物の3科目もあるし、数学も数学Iと数学Aの2科目もある。なかなかにハードだ。
今までの中学ならこれらは2科目で済んでいたんだけど……
『はーい、それでは前に貼られている名簿の通りに席に着いてください。すぐにテスト始めますよ。』
先生が教壇に立ち、いよいよテストが始まる。
ただ俺は水島さんに教えてもらったし、その恩のため必ず良い点数をとってやる。
そうして1日目が終わった…… 感触は悪くない。むしろ良かったと思う。まあ水島さんが教えてくれたところがほぼほぼ出てたからなんだけど。
他クラスと合同のクラスは解散してそれぞれのホームルームへと戻った。
ここで漸く水島さんの隣に着いた。
『水島さん、今日のテストどうだった?』
『その……難しかったですけど……頑張りました。』
『そっか!俺も水島さんのおかけで良い点数取れそう!』
『その……それは良かったです…… 今日も明日に備えて一緒に…勉強しませんか?』
『良いの!? それじゃあどこでやる?』
『図書館は流石に混んでますから…… 東君のお家ではダメですか?』
『えーと…… 少しじゃないな……かなり汚いけど良いの?』
『私が少し…掃除するので……』
『それは俺もやるから…… それじゃあ一緒に帰ろっか。』
俺達はホームルームが終わった後一緒に帰った。まあ同じマンションなんだから当たり前なんだけど。
そして一旦水島さんは家に帰ってから来ることとなった。
その間に急いで俺は部屋を片付けた。日頃から余り掃除しないとは言え、テスト準備期間のせいでさらにやらなくなってしまいひどい有様だ……
とりあえずゴミを纏め終わった段階でちょうどインターホンが鳴った。俺はドアを開けて水島さんを招き入れた。
『えっと…… 先週よりも…ひどくなってますね……』
余り傷つけるような事を言わない水島さんでもこれは驚かれたらしい…… これで嫌われたら辛いな……って俺が悪いんだけどね……
『ごめん…… 最近勉強に集中してて……』
『わかりました……1時間で私が綺麗に掃除します……』
水島さんはそう言って掃除に取り掛かり始めた。凄く手際が良くやってくれたおかけで本当に1時間経った頃にはほぼほぼ終わっていた。
『ふぅ…… 流石にちょっと疲れました……』
『ごめんね、水島さん…… そのお茶入れたから飲んで?』
『あ、ありがとうございます…… それじゃあ勉強しますか……』
俺達はようやく勉強にとりかかれた。明日は国語と社会だ。国語は現代文、古文、漢文。社会は世界史、地理、現代社会。合計6科目だ。これもなかなかにハードである。
ただ暗記科目はそれぞれ頑張れば良いので対策するのは古文と漢文だ。
俺は水島さんと古文の活用だったり、訳であったりを教えてもらった。一方の俺も漢文はそれなりに得意だったので水島さんにほんの一部だけ教えていた。
そして夜になって一旦休憩した。3時間弱は勉強していたみたいだった。水島さんといると時間の流れが早いな。
『そろそろご飯を食べませんか……? 私が今から作る…ので大丈夫ですか?』
俺は日頃のお弁当で胃袋を掴まれている。そのため水島さんの料理を食べれない日が逆に辛いような状況なので、もちろんオッケーだ。
『ありがとう!夜も水島さんの料理食べれるなんて最高だよ。』
『じゃあここで作り始めますね…… 東君は勉強…していてください。』
『でも悪いよ…… 俺も手伝おうか?』
『多分ですけど……出来ないような気がして……』
『はい……出来ないです……』
そうして水島さんは料理を作り始めてくれた。材料は水島さんが部屋から持ってきた。器具自体はそれなりに揃っているので問題ないみたいだ。
俺は水島さんが料理をする姿を見ながら勉強した。ああ、眼福だ……
そして暫くして料理が完成したみたいだった。
---------------------
星とブックマーク登録のほどよろしくお願いします(●´ω`●)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます