第39話 嫌な汗

この腕はいつまで繋いでいればいいの?


「お腹すいたよな?」 

「せっかくだから予約しておいたんだよ」


腕を離そうとしてみる

「遠慮するなよ笑」


パッと腕を離して手を繋ぐ先生

「こっちがいい?」


「手汗がすごくて…」

咄嗟に思いついた嘘をつく 


「そうか?手、冷たいな」

「寒かったか?」



「大丈夫です」 



「その敬語いつやめるんだ?」


いつって言われても…


レストラン階につくととんでもない景色が広がっていた



景色を見渡せる席

テーブルにはフォークとナイフ何個あるの?

テーブルマナーは本で読んだだけ

実践したことなんてあるわけない


手渡されたメニューの金額にただただ驚き

「りょうこ何食べたい?」


1番安いやつ?

それは逆に失礼になるのかな?

なんて考えてたら


「選んでいい?」


「はい…」


わけわからなすぎて頭がくらくらした







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