第4話 突然の電話

卒業まであと少し。

バレンタインから少しだけ先生との距離が近くなった気がしていた。

なのにだんだん自習が増えて、先生の授業は減っていった。

なんだか学校に行くモチベーションがなくなって、不貞腐れて休みがちになっていた。

卒業したら会えなくなっちゃう。

そんな日が続いたある日

友達のHちゃんから電話がかかってきた。


「もしもしー、あやー学校きなよ!

K先生が会いたがってるよー笑」  

 

「そんなわけないじゃん」


「待って今かわるね!」

学校からHちゃんが電話をかけてきていた。


かわる?!


「もしもし?〇〇(私の苗字です)?」

それはまぎれもなくK先生の声



「えっ?なんで?」


「明日渡したいものがあるから、学校にきなよ」


K先生はそれだけいうと、電話はすぐHちゃんに。


「そーいうことだから、学校サボってないだ早く来なよ!」


落ちてた私の気持ちは一気に上がった。


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