第4話 突然の電話
卒業まであと少し。
バレンタインから少しだけ先生との距離が近くなった気がしていた。
なのにだんだん自習が増えて、先生の授業は減っていった。
なんだか学校に行くモチベーションがなくなって、不貞腐れて休みがちになっていた。
卒業したら会えなくなっちゃう。
そんな日が続いたある日
友達のHちゃんから電話がかかってきた。
「もしもしー、あやー学校きなよ!
K先生が会いたがってるよー笑」
「そんなわけないじゃん」
「待って今かわるね!」
学校からHちゃんが電話をかけてきていた。
かわる?!
「もしもし?〇〇(私の苗字です)?」
それはまぎれもなくK先生の声
「えっ?なんで?」
「明日渡したいものがあるから、学校にきなよ」
K先生はそれだけいうと、電話はすぐHちゃんに。
「そーいうことだから、学校サボってないだ早く来なよ!」
落ちてた私の気持ちは一気に上がった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます