地味に高校生活を過ごそうと思ったのに何故か学校一の美少女と仲良くなった件

東雲 誉

プロローグ

今日から学校あるんかぁぁぁ

まぁ、地元からだいぶ離れてるから、多分俺の事知ってる人はいないと思うけどなぁ。

まぁ、あの子なら一緒だったら嬉しいけど


~学校~


えーっと、俺の組はーーっとあった。

1年d組か。とりあえず行くかぁ



えーっと、水無月だーかーらーここか。

結構はよきてしもたなぁ、入学式の時間まで1時間ある………寝よ……


「おーい、君!おーきーろー!…………

入学式遅れるぞ 」


「なっ!なんだってぇ!」

ん?誰だ、この人………

てか、まだ10分も経ってねぇし………

「おはよう」


「あぁ、おはよう……………俺に用?」


「いや、これと言って用はないんだけと、俺、後ろの席だから………俺、宮川和翔。

1年間よろしくね」


「あぁ、そーゆーこと、俺は水無月、水無月治也。こちらこそ1年間よろしく」


「あ、俺のことは和翔って呼んでよ」


「わかった和翔。じゃあ俺も治也って呼んでくれや」


「おーけー治也!治也はもしかして関西の方?」


「そうだよー、伊勢神宮がある県から来たよ」


「へぇー」


「あ、でも親がよく転勤があるから色んなところ行ってるよ。だから色んなところ方便が混じってる」


「へぇー、てことはこっちにも転勤で?」


「いや、ちょっと中学で色々あってな…」


「そっか、まぁ、ここであったのも何かの縁だね」


「そうやな。あ、そろそろ入学式か」


「そうだね。行こうか」


「そうしよう」

~体育館までの道中~

「そう言えば、この学校って入試主席で合格した人が総代で話をするらしいんだけど、

その子が本当に可愛いらしいよ」


「へぇー、別に興味無いな。俺には全くもって可愛い子にモテるとは思わないからな」


「あはは…メガネを外したら変わるんじゃない?治也、結構顔はいいと思うんだけどなぁ〜」


「いやいや、イケメンの和翔に言われたら皮肉にしか聞こえないからな?」


「えっ?マジ?そんなつもりはなかったんだけど」


「大丈夫、会って少しやけどそんなこと言うやつじゃないってことは分かるから」


「うーんと、ありがとう?って言うべきなのかな」


「そうなんじゃない?」


「あ、ちなみにその主席の子俺らのクラスの子だよ」


「へぇー、それは色んな意味で賑やかなクラスだな。その子の名前は?」


「確か、百瀬結衣さん…だったかな」


「え!?………いや、まさかな」


「ん?どうしたんだい?知ってる人だった?」


「前の学校に同じ名前の子がいたから、驚いただけだよ」

たぶん、同姓同名の人だろうな

「ふーん、でその子が好きだったと?」


「いや!好きじゃねぇーし!」

こいつエスパーかよ!

「誰がエスパーだって?」


「ひぃぃぃぃ!!!」


「治也はほんとに顔に出るね、わかりやすいよ。」


「そ、そんなに顔に出てるか?」


「出てるね」


「マジかよ………マスク付けとこ」


「いい顔なのに……隠すことないんじゃない?」


「だから、和翔みたいなイケメンに言われると皮肉にしか聞こえないからな?」


「絶対メガネとって髪も整えてきたらモテるのに……もったいない。」


「はいはい、もう入学式始まるぞ」


「はーい」

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