煉獄
欲と悪意の赴くままに
我が身を満たす卑しい獣
治療法無き病の様に
蔓延するは不実や不貞
その本性を剥き出しにした
人の心は奈落に墮ちて
腐肉塗れの汚泥の底で
無明の闇に絡め取られる
もはや倫理の死したる世界
縋る価値などあるのでしょうか
この美徳無き不浄の末に
この悍ましき悪夢の果てに
煉獄の火が大地を炙り
灰に帰す日を待つばかり
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。