世界の終わりに咲く花よ


悲しい雨が心に降って

凍えるままに濡れ鼠


優しい君は声も出せずに

誰かの為に泣くのでしょう


奪うこと、奪われること

壊すこと、壊されること


そればかり繰り返す

進化の果ての終着点で


利己的な賢しさ故に

獣の枠を抜け出せず


弱者の骸が積み上がる

終末の袋小路は


悪徳を積み上げた

愚者だけが溢れんばかり


それらもやがては無に還り

静かに夜も明けましょう


死に絶え、果てた

僕らの上に


朽ち果て、絶えた

世界の上に


いつかは花も咲くのなら

綺麗な花が咲くのなら


あの日、確かに生きた命に

ただ不器用に生きた命に


必ず意味はありましょう

誇れる意味のありましょう

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