第1章・きっとこれは恋じゃない

彼女を迎えに行き彼女の家まで送った。

僕はそのまま帰った。

彼女はよっていけばいいと言っていたけれど、彼女とこれ以上居るとおかしくなりそうだ。

それと少し考えたかった。

彼女が見せる怯えたひとみ。

悲しそうな顔。

彼女は何を抱えてるのだろうか。


もしかしたら僕がいるから悩んでいるのかもしれない。


それでも彼女のそばには居たくて、、

自分の気持ちが分からない。



彼女はよく笑う。

上品さ故に笑う。

見た目の綺麗さとは裏腹に可愛い笑顔を見せてくれる。

そんな彼女に僕は夢中だ。

でも彼女はどうだ?


「私あなたのこと気に入った」


彼女は、そう言った。でもその言葉に意味はなく。ただ″いい友達″が出来たと言う意味なのだろう。

だから、僕も彼女はいい友達として気になる。



きっと



これは



恋じゃない




恋はもっと綺麗で




みんなが夢見るものだから

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