140文字小説 vol.15

@ayumi78

140文字小説 vol.15

我に返った瞬間、今まで見てきた物全てが嘘っぱちに思えて、どうしようもなく落ち込んで。道に落ちている石を蹴飛ばすかのように、リセットする事なんか出来やしない。壁に寄りかかり周りを見回したら、遥かに幸せそうな人々が歩いていて、更に自己嫌悪。

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