第23話 私の好きだった温泉施設
私は、温泉が大好きだ。
休日、1人でドライブしていたら、温泉施設を発見した。
建物は、普通の何処にでもある温泉施設だが、私は気になり中に入った。
別に何も変わらない…。
しかし、温泉に入ったら、凄く肌にスベスベして良質な温泉だ。
そして、露天風呂から見渡すロケーションも最高だ。
サウナも有り無料の大広間で、ゆっくり出来る。
私は気に入り家から20キロ離れているが週1ペースで通った。
入浴券が600円だった。
温泉施設の掲示板を目にした。
【今回のみ特別回数券販売!一万円で30回!】
これは、お得過ぎる。
私は迷わず、泣けなしの1万円で回数券を購入した。
そして、その日、回数券で入浴した。
周りは、皆んなルールを守って入浴しているが、1人ヤバそうな70過ぎの老人を目にした。
見るからに言葉は悪いが野蛮人みたいな人だ…。
私は、野蛮人を目で追い続けた。
野蛮人は石鹸の泡が付いたまま、サウナに入った。
そこまでは、許そう…。
引き続き、サウナから出て来て、泡の付いた体に汗を大量にかいた状態で、今度は、水風呂に直接、飛び込んだ。
まあ、まあ、まあ、許したくは無いが取り敢えず、目をつむろう…
水風呂から上がったら、野蛮人、あろう事か、水風呂に顔ごと浸かり、水を飲み、うがいをして床面に噴水のように吐き出した…。
「ぷふぁー」
私は、唖然とした…。
「おいちゃん、駄目だよ!皆んなが通るところだよ。」
「お、おう…」
駄目だこりゃ…。
私は、手すりを使って親指一本で床面を渡り脱衣所で慌てて着替え、脱衣所に来た従業員に直ぐに報告した。
「厳重に注意しときます。」
そして私は、「あの人を即刻、掴み出して出入り禁止して下さい❗️」
と頼んだ。
「すみません…。あの人、特別回数券をお買い上げされたばかりなんですよ…。」
「えっ、後、29回も来るの…」
「ところで、お客さん、脱衣所、びちょびちょです。
体を、ちゃんと拭いて上がって下さいね。」
「あっ…。はい」
そして私は、回数券29枚残った状態で、そこの温泉施設には、行っていない。
皆さん、ルールを守って皆んなの迷惑にならない入浴を心掛けましょう。
ところで私の一万円、払い戻し出来るでしょうか?
私、今回は、かなりイラってます。💢💢
*文章の中で適切では無い差別用語や不快な文章を心からお詫びします。
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