第19話
19・掃除のおばちゃん
ミニラさんはタバコは吸わない。
しかし、喫煙部屋しか空いてなく喫煙部屋に入っていた。
しかし、5人集まった時、ミニラさん、「誰もタバコ吸う人を入れないのに何故か、タバコ臭いんだよ…」
「タバコの匂いが染み付いてるだけじゃないんですか?」
「そうかなぁ…」
翌日の朝、ミニラさんは夜勤から買い物をして帰って部屋のドアを開けた。
そこには、黒人の掃除のおばちゃん(前に出てきた、25セントの掃除のおばちゃん)がテレビを観ながらソファーでタバコを吸っていたそうだ。
掃除のおばちゃん、慌てて
【I'm sorry…】
と言って逃げて行った。
ミニラさんはフロントに速攻で連絡した。
恐らく、こっぴどく怒られたと思う。
アメリカって洗濯物、何処に干すの??
外に干してる人はいないし、ホームセンターにも洗濯を干す、物干しハンガーたる物が無い。
仕方なくホームセンターで、トラロープを購入して部屋一面に張って下着類を干した。
何日か後に、又、私は工場長に呼ばれた。
「ひーちゃんさん、また、やっちゃいましたね…
ホテルのフロントから連絡有りましたよ。
部屋中、世界の国旗みたいに下着を干してる日本人がいると…
掃除の人から報告されたそうですよ。」
もしかして、ミニラさんの恨みが私に逆襲されたの……?
今度は、私の25セントを奪った掃除のおばちゃんがチクりやがった…。
頼みます。
誰も私の事はチクらないで下さい。
私には次は、有りません。
本当に、日本に強制送還されるかも知れません。
私、イラってます。💢💢
全て、私の責任ですが…
早くアメリカの生活が慣れますように…
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