第18話 透明人間
休日、我々5人は、午前中は自由な時間を過ごす。
私は、オーブンの調理を辞めて以来、会社から炊飯器を借り、炊飯器で煮物を調理していた。
これが、結構、味が染み込み、最高の煮物が完成する事に気付いた。
これなら警報機も鳴る事ないし…
すると、朝早く、口悪青年が入って来た。
「大変な物、みましたよ!ひーちゃんさん」
「どうしたの?」
「透明人間さんを驚かそうと思い、透明人間の部屋のドアを開けたら、風呂場で洗濯を…」
「急にドアを開けたら駄目でしょう…
ただ、何か汚しただけじゃない?」
「それが洗濯物が山積みに…それを手でゴシゴシと…」
「そう言えば彼、ホテルの自動洗濯を使ってるの見た事ないね。」
「それに、透明人間さん、米を買わないでしょ。
この前、日本の食料品で、佐藤のご飯(レンジでチンするだけ)を大量に購入していましたよ。日本の3倍の料金3ドルで…」
凄いよね、この便利な世の中、自動洗濯を使わず、手洗いなんて…
炊飯器だって一緒だよ。
米を洗って分量の水入れてボタンでポイ!
小学生でも出来るレベルなのに…
それなのに、アドバイザーでアメリカ人に仕事を教えてるの???
まだ、日本人でも洗濯物を手洗いしている昭和初期の人間が存在したのか…。
そう言えば、出発の日、透明人間のお父さんとお母さんが駅のホームまで見送りに来てたよね…。
自立させてないのかな…。
何歳なっても、子供は、可愛いいもんだけど……
でも、我が子が集団就職に行く姿を最後まで追って心配してた感じだったよね…。
(皆さん、この話、嘘だと思ってるでしょ、事実です…信じて下さい。)
でも私は透明人間には、何一つも、イラってしてません。
いつも、毎回、車の運転手してくれるし、
私、アメリカじゃ運転、怖いんです。
一番、イラっているのは、あなた、悪口青年です。💢💢
又、人の生活覗いて、私に報告しましたね…。
その人の気持ちになった事、有りますか?
お陰様で現在、5人組の中で私が一番の問題児って会社から思われてる事もご存知ですか?
私、イラってます。💢💢💢💢💢
イラってるのでアメリカ出張話、2、3話伸ばします。
飽きずにイラって下さい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます