第2話  私のお弁当。



私の会社は、土日は、食堂が休みの為、弁当を守衛さん(守衛所にいる警備員)が頼んでくれる。


私達は食券を守衛さんに渡して、弁当の人数分を守衛さんが弁当屋に連絡。

守衛さんも大変である。


そして弁当屋は、人数分の弁当を食堂に届ける。



その日、私は仕事で少し遅れて食堂に弁当を食べに行った。


弁当が、全て空だ。


守衛所に電話をした。

「私の弁当が無いんだけど…」


「ちゃんと、人数分頼んだんですが…

そう言えば…

あぁ〜やっぱり…

すみませんが、事情を説明しますので…後で守衛所まで来てくれませんか?」


私は、食堂の自動販売機に置いてあるカップラーメンを仕方なく食べた。


そして、守衛所に行った。

警備員は、「朝、10時頃、研修生のベトナムの子が来て弁当を頼みに来たんですが、時間が過ぎて弁当が頼めなかったんですよ…

その子、しょんぼりして戻って行って、

きっと、その子が…」

守衛さんが、その子の現場に電話を入れた。

「Tôi nói với bạn. Vì vậy, tôi đã ăn một bento・」


《私は、貴方に伝えたよ。だから、弁当食べた。》


国が違うと、言葉って難しいね…

しかし、私の食券は?


守衛さんは、

「仕事、20時まで仕事出来ますか?

お腹、空きますね…」


もう、私に関わらないで下さい。

私、イラってます!


皆さんもイラってる事ありませんか?


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