第31話




「隊長、人間って温泉とか、お風呂が大好きみたいです!」

「お風呂???何だそりゃ…」

「どうも、熱湯に体を浸けたら疲れが取れるそうです。

オバケ達も、人が居なくなった風呂に浸かって喜んでます!」

「疲れが取れるだと!」

「はい!熱くするほど、体の疲れが湯船に逃げて行くそうです。

オバケ派遣が言ってました。」


「おい!兵隊。ヤカンにお湯を沸かせ!」

「了解!」

「湧いたか!」

「隊長、沸きました!」

「今、何度だ!」

「40度、ちょうど良い湯加減で…。」

「つまらん!もっと熱くしろ!」

「只今、60度。」

「つまらん!」

「只今、80度、」

「つまらん!」

「只今、98度!」

「入るぞ!お前からだ!」

「えっ…。」

隊長は、兵隊を無理矢理、熱湯にぶち込んだ。

兵隊も隊長の手を握っていたので隊長も熱湯に落ちた。


消防隊が現場に到着。

大変です。

タコ入道みたいのが熱湯に落ちて茹でダコになってます…。


オバケA

「私、兵隊ちゃんに嘘言っちゃった!警察には、内緒って事で…」

オバケ皆んな

「了解!」

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