第15話




「この貸しビルでオバケが出るって騒ぎになって、貸しビルのオーナーから調査依頼が来ました。

どうしましょう」

「うちの派遣のオバケが迷惑かけたのか?

最近、元税務署オバケや元弁護士オバケが騒ぎたてたからな…。」


「あっ、なるほどね!

派遣のオバケだったんだ!」

「馬鹿か、お前は…」

「派遣オバケに静かに他人に迷惑をかけるな。と伝えておけ!」

「了解!」

「私から依頼者に適当な事を言って、オバケなんて居ないって言っておくよ。」

「さすが隊長!責任感がありますね!」


「隊長、大変です。

また、貸しビルのオーナーが来て、私、ぶん殴られました。

痛いです。」


「すまない…。言い訳が見つからなくて、全てお前のせいにした。

急に大声出したり、叫んだり、ちょっと危ない奴だと…

ショックを与えてやったら、元通りになるって言ってやった。」

「だから殴られたって訳?」


「でも、殴るなんて酷い人です…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る