銅像妖怪・二宮金次郎くんと! 夕美映町『午前6時前の百鬼暁行』
冬咲花堂
——『オープニング』——
「夜空を飛行し【者】二つ。あり──」
【夜、まさに明けなんとして、益々暗し〗
暁前の、一番夜の闇が深いとされている、この時間帯
~~
<ピピッ!! 妖魔レーダーに反応あり!>
<人に仇なす
「大か〜〜。さっき大迷惑な人面犬のフンの処理に時間がとにっかく!! かかったんだけどなーーー………」。
『そんなこと言ってる場合じゃあないですよ。ご主人様!! 妖魔レーダーにも反応のある通り、きな臭い匂いがこの町の幽霊・妖怪、後モノノ怪からは、とにかくするんだ、ばぬりよ〜〜!』
「まだすんの~~、フンの臭いー………。一生は……とれるか。まあ今回「
「プロコミサスて……。ステーションどっから出たぁばぬりー!?」
「……そこから仕事依頼の事により、きみが元来住んでいた『
「まだ『あそこで』眠り続けていたかったのに二度目でもう御主人様、オイラを起こしちゃったから〜〜」。
〔………全ての用語を詰み込ませようとしたから、ちょい
夜も明ける闇のなかで二つの『なにか』がまばゆい閃光に様変わりし、その身を眩く放ちながら高速で夜空の空中を移動している……。
「へんぴな田舎だな〜。元々こういう村はおいらの性分に『似合いそうで似合わない』んだよなーー。先のそれこそ、それはそれはあんな高い塔へ、あれは仕事の初見としての見学として。いったはいいんだけど、……なんかあの場所にいったら…………」
『でもここの文化の史実にも書いてある通り、ご主人様の性格に見事に合ったべっぴんさんが
「おやっ、もう朝なのに、おいらでも余裕のよっちゃんで妖怪として見分けることの出来る、この町出身「
<<ガクンッ!>>
「体が、あれれれ〜〜」
『オラもだー。さっきから東へと飛んでるのに、体が元いた場所へ戻ろうとしていうことを効かないばぬりよ〜』
「何なんだよコレ〜、これじゃあ
〔だからステーションは関西の方のどこなんやて………──! ッッットゥトゥトゥトゥトゥ〜〜〜トゥ~~♪ トゥトゥトゥトゥ~~トゥ〜〜♬ ッッッットゥトゥトゥトゥトゥーーー、トゥッ! ゥウウゥ~~トゥトゥトゥトゥーーートゥ!♪! ………う〜〜〜ん、あっ、えっ、あぁ、おは…ハアァ〜〜〜ァァア、おっはようございます。司会の『冬咲花モネミ』です。始まっちゃいましたよ、もう始発だよっしゃステーション。何なの、この始まり方は………!!! ………ちなみに俺は、いったい……………〕
一人と一本の得体は知れない『なにか』は、飛行している上空の高度からは、徐々に徐々にと下降していき、して最後は夕美映町のまだ日の出前の薄暗い、田んぼに、
<ボッチャ〜〜〜ンス!!!>
泥が弾けることも、音もすることもなく。あえなく撃墜。
「ぐく……どっこい……、あ"ーー駄目だ、動けない……、……そうか……。どうやらこの時間になると、
一人と一本の怪しげななにかは「外から障ってきた【何か】」から抗がい、のたくりまわりしながらも、姿自体だんだんと薄くなっていき、して最後はその場から
そして……。
~~
<ギ…> <ギギギー> <ギーー>、
ハアッ
ハアッ
ハアッ
ふぅっ。
<<ギー、コ>>
<<ギー、コ>>
<<<ギギッ>>>
うっ、とっ。
「おばちゃんの所も含めて朝刊の新聞は
……
……
……〔ナゾッ〕。
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