第2話 転生

 『オギャー、オギャー、オギャー。』


辺境の村で赤子が産声を上げた。

部屋には若い女性と道具屋の老婆がいた。

そこにドタバタと騒がしく走ってくる一人の男性が勢いよくドアを開ける。


「無事産まれたんだな!、男の子か、女の子か?」


嬉しそうにそう告げる男性に道具屋の老婆が答える、


『元気な男の子だ、よかったね!』


男性は生まれたばかりの子を抱き上げ若い女性を見ながら心配そうに尋ねる、


『エレナも大事ないな?』

若い女性は答える、


『はい、アレル』


道具屋の老婆が報告をする、


『母子ともに健康だね、よかったね!』

そう告げ道具屋の老婆はその場を後にする。


『おぎぁー』


赤ん坊が声を上げると若い女性は夫である男性から赤ん坊を受け取りお乳を与え始める。


『元気よく飲んでいます、あなた。』


『俺似だな。いいえ、わたしに似てる所も

あります。』


そんなことを話している間に赤ん坊はお腹一杯になったらしくあくびをしてすやすやと眠ってしまった。

そこへ子供が二人やってくる


『母さん、男の子と女の子どっちだったの?』


『男の子だったわよ、エルトはお兄ちゃん

になったから頑張って、シャルは弟ができたから可愛がってね。』


二人の子供は赤ん坊を見ながら簡単な会話をする


「あなた。この子の名前は決まっているのですよね?」


『もちろんだとも。この子の名は・・・

 タクマだ。』


こうして辺境の村で、新しい生と家族を得た。



生まれて半年が過ぎた・・・



目が覚めたら、知らない天井、まわりを観ると どこかの部屋だと思う。

まずは自分を確認してみたい、ステータスオープンと頭の中でとなえた。


名前:タクマ

年齢 : 0歳6カ月

 職業:なし

 Lv:01/20

 HP:50/50

 MP:20/20

 攻撃:50

 防御:50

 魔攻:100

 魔防:100

 速度:100

気合:50

 スキル:採取01 細工01 【弓術05】

固有魔法: 【創造魔法】【隠蔽】

【神眼】【空間魔法01】

加護 : 【アルーシャ創造神】

 称号  : 【多才で器用】


 どこからか声が聞こえて、

 『タクマくん、元気にしているかな。君の

頭の中へ話しかけているの、心配で心配で、これはしてはいけないことなんだけどしているのね、頑張ってね。』


 『バブー!、バブー!。』


『タクマくん、これはね誕生した祝いに私からプレゼントなの、これから困らない為にね

鑑定上位の神眼と空間魔法なんだけどおまけであげるから頑張ってね!』

 頭の中から声は、聞こえなくなった。

 『バブー!、バブー!〈女神様、ありがとうございます。〉』

 どこからか、足音がした。

 『あらあら、タクマちゃん起きたんですか

今、ごはん〈お乳〉を上げますからね。』


 『バブー!バブー!』

 ちょっと眠たくなったふりをし、エレナ母さんがいなくなるのを待った。

 なんとかいなくなったので、これからのことを考えた。たぶんここは、村だ。ここでも

生きていけるようになりたい、たしか女神様

が剣と魔法の世界だと言っていたけ、だとすると身体強化と魔力操作、探索かな、これがあればなんとかいけそうだね、たしか創造魔法てスキルがつくれたけ、


 『魔法 創造魔法…イメージ身体強化、魔力操作イメージ……発動。』

 『一応、確認しようか、ステータスオープン!』

名前:タクマ

 年齢 : 0歳6カ月

 職業:なし

 Lv:01/20

 HP:50/50

 MP: 1/20

 攻撃:50

 防御:50

 魔攻:100

 魔防:100

 速度:100

気合:50

 スキル: 採取01 細工01 【弓術05】

     【身体強化01】【魔力操作01】

固有魔法: 【創造魔法】【隠蔽】

【神眼】【空間魔法01】

加護 : 【アルーシャ創造神】

 称号  : 【多才で器用】

あったあったでも魔力を使い過ぎた、だんだんと眠たくなった今日はここまで。

 

 『バブー!……………………、、、』




――――――――――————————

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