第17話 衝撃の事実
やっと1000PVいきました。1ヶ月書いてなかったのに読んでくれた人たち、感謝!
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GAME OVER!
CONTINUE?
YES NO
↑
カチッ
テッテレー
俺氏、復活!
フッフッフ、吐血程度で俺は死なんッ!(瀕死)
「………先輩…」
そう、俺は真の紳士、略して真士なのだ。真士という生き物は推しがいる限り永久不滅の存在なのであるゥ!
「…先輩……?」
そしてその推しが現実に存在している今、俺はもはや不死と言っても過言ではないんじゃないか?
まぁ今の俺はゲーム内最弱のクソザコナメクジ(レベルアップしたはずなのでナメクジからカタツムリぐらいにはなってるかもしれない)主人公だが、そんなもん推しへの愛さえあれば問題ない。キリッ!
「せ・ん・ぱ・い」
ツンツン
「ひゃあっ!」
ちなみに男の悲鳴なんて誰得だよというツッコミは受け付けない。
「……先輩ってもしかして耳悪いですか?」
「全然悪くないです(イケボ)」
俺をそこら辺の難聴スキル持ちの鈍感主人公と一緒にされては困る。俺は鈍感系主人公ではなく紳士系主人公なのだっ!
「…………そうですか…」
え、なにその間。全然信じてなさそうなんスけど!?
つらたん…
「……それよりもさっきの話しの続きなんですが………」
そして遠慮なく話しの流れを変えていくスタイルゥ!
フッ、嫌いじゃないぜ…
「さっきの話しって、呼び方についてのこと?」
「…違います」
違うのかよ
「あー……戦い方を教えて欲しいってやつ?」
「はい…」
「うーん……」
もちろん瑞希たんのお願いを聞いてあげるのはやぶさかでない。俺は瑞希たんのためならなんでもできる。…できる。……できる?…できるッ!
……やっぱりちょっと手加減して欲しいっス。
しかし、そんな俺でもこのお願いは少し躊躇ってしまう。なぜならそう……
俺弱いもん………
ゲーム内最弱の名は伊達ではない。三銃士エリアで何日もレベル上げしたが、おそらく瑞希たんよりも能力値は低いだろう。グスン
あれ?それじゃなんで瑞希たんにこんなお願いされてるんだ?コレガワカラナイ。
だが俺には瑞希たんのお願いを断るという選択肢はない。なにか、なにかないのか!?頼む、力を貸してくれ!我が同胞の紳士たちよ!!
………………
あった。そういえばあったぞ。自分のキャラを強化しつつ、とあるエリアの入場許可証も貰え、報酬もイカれてるとんでも隠しイベントがッ!
でもあのイベントかー、正直もっと後にしようと思ってたんだけどな…。
「……ダメ、ですか……?」
「全然ダメじゃないです(イケボ)」
しまった!上目遣いにやられてソッコーでOKしてしまった!
しかし背に腹はかえられぬ。やはりあのイベントしかないな。ならば色々と準備をしなくては。
「でもいきなりだから色々と準備しないといけなくて……少し時間がかかると思うけどいいかな?」
「………あ、そうですよね。…明後日が入学式なのにいきなりこんなことを頼んでしまって…すみません……」
そう明後日から学校が始まるのだ。真の紳士、略して真士である俺は学校生活をより紳士的に送るための準備が必要……………………ゑ?
「明後日?」
「…はい、明後日が入学式だと聞いていますが……。…違いました?」
10分後……
瑞希たんを家に送るために一緒に歩いております。え、10分前?ちょっと記憶にございませんねぇ。
という冗談は置いといて、まじでどうしようか…。クソザコだから一刻も早く強くならねばと思ってエリアに通いつめていたツケがこんなところに回ってくるなんて考えもしなかった。
もういっそのこと開き直るか?
いや、絶対にそれだけはダメだ。ゲームの通りになるならば担任はあの先生。そんなことをしたが最後、俺は確実に死ねる(物理)
まぁなんとかなるだろう。いやなってくれ。じゃないと俺氏、死ぬ。
「……着きました。…ここが私の家です……。」
「へぇ、ここが瑞希の…………………ゑ?」
ゑ?
「ほんとにここ?」
「そうですが……どうかしましたか……?」
いやどうしたもなにも………
「俺の家隣なんだけど…」
「………………………」
「……………………………………」
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この作品はご都合主義法に基づき、近所に住んでるなら顔ぐらい合わせたことあるだルォォォ!等のツッコミは受け付けておりませんのでご了承ください。
読んでくれた人に感謝!
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