第14話 黒島 瑞希
黒島 瑞希
主人公の1つ下の後輩という設定の彼女は、数いる俺の推しの中でも特に息子がお世話になった人の1人だ。一時期我が息子の母親は彼女なのでは?と思っていた時期もある。
彼女の魅力は多くあげられるが、まず最初にあげるとしたら、なんと言ってもその高身長ならではの女性的な身体だろう。
その胸はまさにエベレスト級の高さ、いや、太平洋のような大きさといったほうがわかりやすいか?そんなものを2つも持っていたらさぞかし肩が凝るだろう。お兄さんがマッサージしてあげようか?ぐふふ。おっと、すやすや寝ていた息子が起きてしまいそうだ。危ない危ない。
目線を下に下げれば、そこにはギュッとくびれたウエスト。うむ、ファンタジーだな。触ったら折れちゃいそうだ。気をつけよう(意味深)
さらに目線を下げると、そこには大きな桃(尻)が。素晴らしい、頬ずりしてしてしまいたくなるほどだ。きっと桃太郎の桃もこのくらいの大きさだったに違いない。
そしてその先にはスラッとした細長い御御足。クッ、イケナイ扉が開いてしまいそうだっ!反射的に土下座してしまいそうになるのをこらえる。ブヒブヒと豚語を話さなかった俺の理性を褒めて欲しい。
これらのパーツに加え、ショートボブの吸い込まれそうになる黒髪、キリッとつり上がった眉、大きな碧眼、美しい鼻、プルンとした唇、それらを完璧に組み立てて作られた顔。
彼女を一言で表すならば、ファンタジー
2次元でしか存在しない美しさがある。
彼女の魅力はこれだけじゃない。
俺たち紳士は彼女のことを感謝と尊敬の念を込めて〈氷の女王〉と呼んでいた。由来はその性格だ。
黒島 瑞希は大の男嫌いである。
そのため、初対面の主人公たちに対してはものすごく冷たい。
その視線は絶対零度を彷彿とさせ、画面越しからでも俺たち紳士の心をありのままの丸裸にひん剥き、めくるめく新世界に旅立たせる程の威力を持つ。もちろん俺もその1人だ。新世界は素晴らしかった……
なので当然彼女からは絶対零度の視線と舌打ちのセットがプレゼントされるものだと思っていた。というかそれ前提で土下座で感謝する準備と、新世界に旅立つ覚悟を決めて置いたのだが、
「あなたはとても強そうに見えます…。よければ私に戦い方を教えて欲しいのですが…。」
なんで俺褒められてんの?
てかこのセリフって……
ルートが始まるときのセリフに似てるような
もしかして……………
学園に入学すらしてないのに推しのルートがもう始まってしまった……!?
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男嫌いなダイナマイトボディ、ボーイッシュ クーデレ 高戦力 後輩、〈氷の女王〉黒島 瑞希たん!
読んでくれた人に感謝!
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