第6話 三銃士エリア
俺は三銃士エリアに向かいながら三銃士について思い出していた。
三銃士と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか?俺は三銃士のことをよく知らないので、ダルタニャンしかわからんのです。
話の内容も知らないので、主人公が他の二人と三銃士というチームを結成してなんやかんやするお話しだと勝手に想像してますた。
実際調べたら全然違いますた。
物語の舞台は中世のフランスらしい。ふむふむ
主人公はダルタニャンらしい。ほうほう
田舎貴族の彼は銃士になるため、パリに向かうらしい。なるほど
ところがその道中、招待状をなんか知らんやつに盗まれてしまうらしい。盗みダメ、ゼッタイ
その後なんとか面接させてもらうことに成功したが、そこでもなんか知らんやつのせいで印象最悪になってしまったらしい。NOT紳士な行いだな。プンプン
その結果、三銃士というめちゃ強の三人組と戦うことになってしまったらしい。……あれ?主人公三銃士ちゃうの?
しかしいざ戦おうとしたとき、三銃士たちとめちゃんこ仲悪いやつらが現れたため、戦いは一旦中止になったらしい。ご都合主義、展開!
成り行きで三銃士たちと一緒に戦うことになった主人公は、相手側の凄腕剣士を倒して三銃士たちを勝利させたらしい。主人公最強!!
俺が知ってるのはここまでだ。本当はまだまだ続きがあるらしいのだが、これ以上ツッコミどころが増えるのは勘弁して欲しい。
まぁここまで語っておいて俺が言いたいことは一つだけ。
三銃士なのに銃ねぇじゃん!!!
☆ ☆ ☆ ☆
「やっと着いた…!」
エリアの入口である転移魔法陣を見つけ、ようやく一息つく。
エリアがある場所に行くだけでこんなに疲れるとは思ってなかった。どうやら主人公の雑魚っぷりは体力も含まれていたらしい。タップひとつで移動できたゲーム時代が懐かしいぜ!
今度スピード特化型か乗り物系のアイテムを手に入れないといけないな。
この三銃士エリア、実はもともと、取れるアイテムはそこまで強くないし、敵の経験値もそこまでいいわけじゃない残念エリアのひとつという評価だった。
しかし、二周年記念の大型アップデートでその評価はガラッと変わる。
そう、このエリアにも隠しルートが追加されたのだ(クソがっ!)
だがここのエリアの隠しルートは他のと比べてかなり良心的だと言っていいだろう。かなり簡単に見つけられる上に、今の俺でも頑張ればクリアできないこともない。そういう意味では感謝しないといけないな。ありがとうございます(棒)
だが、簡単と言ってもあくまで隠しルートの中では簡単という意味だ。普通のエリアに比べれば難しい。そして今の俺はアイテムを一切持っていない、いわば丸腰状態だ。少しのミスでも死に繋がってしまうだろう。
絶対にミスは許されない。
覚悟を決め、俺は転移魔法陣に足を踏み入れた。
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三銃士……?いや、四銃士…?
あらすじ間違ってたらごめんなさい
読んでくれた人に感謝!
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