転生主人公は我が道を行く〜推しのためなら頑張れます!〜

@CIHR

入学前の下準備

第1話 まさかの主人公

皆さんこんにちは、あるいはこんばんは

俺は真の紳士、略して真士と申しますです。


コホン


突然だが、俺の朝は早い


だがなぜそうなったのかは忘れてしまった

日課のランニングでたまに見かける女の子の形のいいお尻を追いかけるためだろうか(ぐへへ)?多分そうに違いない。だが俺は真の紳士、略して真士なのだ。ガン見などするわけがないし、お触りなど論外。ただチラッと見るだけなのだ。

え、アウト?セーフだろセーフ(アウト)


まぁ理由とかはどうでもいい

とりあえずそういうことで俺の朝は早い

そしてそんな俺には起きたら必ず行うルーティーンがあるのだ


1 伸びをする

2 おならをする

3 時間を確認

4 ストレッチをする


の順番だ


1と3は普通だろう、てかやってる人多そう

4はまぁやる人はやるんじゃね?と思う

2は意識高い系紳士ならみんなやっていることだ(やってない)

考えてみてほしい。人目のある場所、静かな場所、または大事な場面でおならをしている紳士を見たことがあるだろうか?おそらくほとんどの人が見たことないだろう。それはなぜか?


起きてすぐに済ませているからだっ!(違う)


しかも朝から下品なことをすると、その後の行為がすべて上品に見えてくることってあるよね。(ない)


それはさておき


今日も今日とて元気にルーティーンをこなすとするか。


しかし今日はやけに調子がいいな。伸びをしなくても大丈夫なほど体が軽いぞ。まぁやるんだけど。


時間をかけて体をグゥーっと伸ばしていく。これをすると眠気も吹っ飛び、体も軽くなるので、いい気分で1日を始められるのだ。


よし、伸びが終わったらみんなお待ちかねの2番だ!



さぁ!今日も1日頑張るぞー!


シーン……


なん……だ…と……?!


いつもならここで「ぷぅっ」という相棒の可愛らしいかけ声が聞こえるはずなのに……

まぁたまには出ない日もあるさ。気にしない気にしない。


そう自分に言い聞かせながら時間を確認するため、ベッドの近くにある机の上の時計を取ろうとする。


スカッ


「のわあっ!?」


ガタンッ!


「痛ってえ………は?」


つ、机がないだと…?!


なぜあるはずの机がないのだ。昨日寝ぼけてちょっと叩いてしまったからか?だから怒って出ていっちゃったのか?!(乱心)


……落ち着け俺、こういうときは天井の染みを数えるに限る(意味不明)


俺は天井の染みを数えようとして………


「……知らない天井…だと……?!」


……落ち着け俺、焦らず慌てずヒッヒッフーだ。


よし、落ち着いたところでひとつ聞きたいことがある

皆さんよく聞くテンプレセリフ「知らない天井」だが、俺には疑問がある。


逆に知ってる天井ってある?!


日頃から部屋の天井の模様をすべて覚えている人ってほとんどいないと思うんだよね、うん。


だから俺はたとえ知らない天井を見たとしても決して動揺などしないのだ。


そう、たとえ起き上がった俺の目の前にある鏡に写っている顔が、俺のやり込んでいるゲームの主人公の顔だったとしても俺は決して動揺などし…しな……しな……


いや、するでしょ


「なんじゃこりゃァァアアァァ!!!」



_______________________________________

真の紳士、略して変態




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