第16話 そんでもって 撃沈
パーテイでの酒の飲み比べで
勝利したものの…酔ってしまって泥酔してる
「はあ~なんとか家まで
連れて行き休ませないと…」
森の奥から…笑い声がする
「ほ~ほほん!まあ、わん子ちゃんじやないの!」
3階立てビル程の大きな女性が現れた
「げ!(この場合…じぇじぇ…か?)
三度めか!現れたな!!
人食い巨人.作者じやないか!」
「前とは違う可愛いビューティな女の子
まあ!美味しそう」
「く…わん子は負けないワワン
作者の毒牙からアルテイア姫を守るワン」
「やっぱり、ご馳走には
お肉よね…うふ
コトコッ煮込み
ポトフにシチュー
ブイヤベース…迷うわね…塩の山の中にお肉(人?)を入れて…こんがりと…」
「ブルーブルマル ぶたさんの血とかモツ?で使ったソーセージ 初期の時代のソーセージ
酢につけたお肉を煮たものに・・・」
「お手製の砂糖漬けジンジャーを
炭酸水で割って…今年はパンドーネもいいかな…」
「可愛らしいお嬢ちゃんは 大きな背の高いグラスに
虹色レインボーのゼリーを作って の中にワンポイントの飾りにするのもナイス♪
シャンパンかシャンパン・ゼリーもよいわね♡
・・それとも ビキニに着替えさせて ブルーなゼリーか青の炭酸ジュースの中にトポン!
常夏のハ・ワ・イのイメージ・・うふふふ」
「とにかく…捕獲」
「う!うぉ!ワワン」
籐で編んだ籠(バック?ともいう)に入れられて
巨人な作者?の家に連れてこられたワンワン
すぴすぴ・・おねむの姫を つまんで出そうとする
「アルテア姫!わん」 慌てて駆け寄るが 指先でペン!とわん子は弾かれる
「あん?」酔っぱらったアルテシア姫が 赤い顔のまま 顔をあげる
「なに?」
「・・・なに?この大きな人・・・」ネコの背を掴むように
背中部分の服をつままれ
ひょいと巨人な作者の顔近くまで 持ってこれらたアルテシア姫
「ま!本当にかわいい♪
前回の御姫様がキュートないちごホワイトクリームのケーキなら
こちらは ダークチョコとサクランボか
ラズベリーのクリームかジャムのソースを挟んだ
オペラなチョコケーキ♪」
「・・・・」
じっと ネコのような瞳で睨んでる姫
「・・・私をどうする気?」
「とりあえず フローズンに冷凍室で凍らせて・・
お菓子かゼリーか飲み物の飾りにするわ
あ!ブルーキュラソーの炭酸ジュースかゼリーなら
南国ハワイのイメージだから
ビキニをきてもらおうかと・・ん?」
「・・・もしや 食べる気かしらん?」と姫
「ええ♪ 凍らせて・・それとも蜂蜜かお酒に漬け込むがいい?」と巨人な作者は言う
「蜂蜜酒もいいかも」
「お酒美味しそうね 頂くわよ ふふふ・・」
「でも 先に氷づけになるがいいわ!」
不敵に笑いアルテシア姫の瞳が 光煌めいて輝く
姫は素早く 氷と水の呪文を唱える
「水のヘビ 敵をとらえよ!」
「凍てつく氷の乙女 その腕に敵を抱きしめて死の接吻をあたえたまえ!!」
巨大な水のヘビが宙から現れて 作者な巨人に巻き付き
さらに無数の乙女の姿・・シルフィードと呼ばれる風の乙女の精霊だな・・が現れて
抱きついた
「ぎやああ!!!」ぴきん
氷づけになった巨人な作者だワン!
わん子は つぶやく
「そうだったワン・・あの姫さまは凶暴・・いや強力無双・・」
「あのアーシュさんとの 練習試合で勝てる人でした・・ワン」
小さな白いネズミ数匹 こちらを見てる
あ・・逃げた
「あららん うふふ」とアルテイシア姫
ひょいと降り立ち アルテシア姫は 酒の入った巨大なツボや樽を見てる
「こちらはブランデー あ!コケモモの果実酒・・蜂蜜酒もある
なぜか東洋の・・金木犀のお酒じゃない!同じくサンザシのお酒も!」
ごくん 巨大な樽(巨人さんサイズ)をあけようとして 中身がこぼれてしまい
うあわん! お酒が!!!
ごぼごぼ 部屋がお酒まみれに・・・そして
「大丈夫ですかワン 姫さま」 ツルん こけましたワン
・・・・・そして
ぱちり☆
目が覚めると そこは先程の雪道で
横に アーシュさんとエイルさん
それに酔っぱらったアルテシア姫さんが・・
「大丈夫か まったく」・・とアーシュさん
「大丈夫?二人とも?」と心配そうなエイルさん
ああ・・エイルさん可愛い♡
イチゴショートケーキのように愛らしい♡
「わん子は アルテシア姫と一緒に雪道で倒れてたんだ・・
とにかく 家に戻って
暖かなジンジャー入りのチャイ(ミルク入り紅茶)か
マシュマロ入りのココアでも作ってやるから・・」アーシュ
思わず涙ぐみ うなずく ワン子
木立の影で 鼻水をそっとハンカチでぬぐい
何か言いたげに じ~っと見てる巨人な作者がそこにいた
「ふ・・ふふふ・・のふ
倍返しじゃ~~~~~へ、へくしょん」
今夜の月夜には 宴じゃ~~~何の?
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