魔王を倒して平和な世の中なのにどうしてこんな事に!!

一ノ瀬 彩音

第1話 女勇者アマリサ

女勇者アマリサ20歳はこの世界を守るために魔王を倒し、

平和を取り戻したのです。


平和を取り戻した世界は本当に活気が戻って何処の町でも

賑わっている状況で毎日が楽しく笑える日々です。


そんな中でどうしてアマリサはこんな事をしているのだろうと

思う所があるのです。


こんな事とはショーツ姿でなぜか知りませんけれど、

某店のお手伝いをしているのです。


女勇者であるアマリサがショーツ姿でお手伝いをしていると

お客もしっかりと来てて、ショーツ姿のアマリサの事を

一目見ようと来るお客も多い。


実際には某店目的でお客が来るよりもアマリサ目的で

来るお客の方が多いのでアマリサと交流したい人は

一定の通貨を支払いしないと交流出来ない仕組みだった。


お客は基本的に文句も言わないし、ショーツ姿のアマリサを

見れるのでむしろ喜ぶお客の方が多いのです。


ただ単にショーツ姿で某店の事をお手伝いしているだけの

アマリサは退屈しているのは事実なのです。


そうなってくると某店の店主がアマリサに指示を出すのです。


指示の内容は踊りなさいという事。


早速、アマリサは店主の指示通りにショーツ姿で

恥ずかしいけれど、踊り始めるとお客の間で盛り上がるので

店主もお客も大変喜んでいるのです。


喜んでいるのはいいけれど、当の本人であるアマリサは

ショーツ姿という格好もあって恥ずかしいので赤面していると

お客から『可愛いぞ、アマリサ』と言われると喜ぶアマリサが

いるのです。


アマリサ自身も嫌で某店のお手伝いをしているわけじゃないので

率先して自身の意志でやっているのです。


当初はアマリサも某店からショーツ姿でお手伝いして欲しいと

頭を下げられてお願いされると、一度は断るものの、

後でまた来られて引き受けるというのです。


引き受けた以上はショーツ姿だったとしてもそうじゃないに

してもアマリサなりに一生懸命に頑張ってやるだけだし、

女勇者が一度引き受けた事を投げ出して逃げ出すのは

良くないと思うのです。


さすがにアマリサもショーツ姿という格好に

羞恥心が限界に来ると店主に『終わっていいですか』と

問うと店主は『まだダメだ』と言われ、アマリサは項垂れると

仕方がないのでまだ続けるのです。


続けているとますますお客が集まって来てアマリサは

ショーツ姿で見られるというのに抵抗する心が出ると

その場から逃げ出すのです。


逃げ出したアマリサは戦闘ならいざ知らず、こういう事は

本当に苦手でしかもショーツ姿というのはとても恥ずかしい

というのは事実です。


女勇者アマリサはこれからどうなるのでしょう。


その後、アマリサは某店に戻ると店主から叱られて

もう来なくていいと言われるのです。


これでは信頼を失って女勇者としての評判も下がる

可能性があるのでどうにかしたい所です。


そこでアマリサは広場に出ると広場で踊り出すのです。


広場で踊っているアマリサはショーツ姿ですけれど、

本当に美しくてスタイルも良いので広場に居る人からも

『綺麗だぁ』『美しい』『お付き合いしてくれ』等を

言われてて、アマリサも心底喜んでいる。


これだけやっていれば、信頼も失う事もないだろうし、

それに喜んでくれる人も増えるのでアマリサは

踊っている甲斐があるのかもしれません。


ショーツ姿で羞恥心はあるけれど、それでも他の人の

ためならば、アマリサは懸命に頑張るのです。


アマリサは広場で暗くなるまで踊っているのです。


さすがに暗くなると人だかりもなくなって誰も

居なくなるとアマリサも疲労が限界で

宿屋に戻るのです。


宿屋に戻るとアマリサ宛に沢山のファンレターが届いてて

どれもが感謝の言葉で嬉し泣きをしているアマリサでした。


この時のアマリサは本当に幸せでした。

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魔王を倒して平和な世の中なのにどうしてこんな事に!! 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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