この世に存在するのがすべて「無償の愛なるもの」であればいいのですが、そうはいきません。聖人ばかりが存在するわけではないのですから。愛するゆえに独占したいと思うのは自然なこと。「独占」の形が千差万別である以上、破壊衝動もあり得ます。すべてにおいて紙一重と言う言葉は当てはまります。数ミリの違いで事象は動きます――生も死も。

狂おしい程の愛ですね。