第1章 王家の襲来

第7話勘違いだらけの日常 Crawford view

…………ロゼッタ嬢が、よそよそしい………

未だに政略結婚だと思っているのだろうか……

事務的なやり取りしかしていない……

私は一通り書類の仕事を片付けると、机に突っ伏した。

はああああ、と、盛大にため息をつく。

彼女があまりにも私に興味が無さすぎて精神的に死にそうだ……


「副団長……団長どうしたんですか……?」


「ああ、妖精姫があいつに興味が無さすぎて精神に大ダメージをくらってるらしいぞ」


おいペルシオ!

簡単にそんなこと言うな!


「マジか……団長がダメージくらうなんてあるのか…」


そこの団員A!

貴様は私をなんだと思ってるんだ!


「なになにー?氷の王子がダメージくらったってー?」


「うそ〜妖精姫強い〜」


あ………私はおわったかもしれない……

ビアンカとドロテアに伝わったら、近衛騎士団中にものの数分で知れ渡る……


誰か助けてくれ……

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