刻印の花嫁～姫の嫁ぎ先は闇の国～ Story Rosetta&Crawford

結婚前の2人のすれ違い

序話光の神と永遠の女神の娘

光の神ライティル·モートレックとその聖妃エル·モートレック。

彼らには一人娘がいる。

ロゼッタ·モートレック。

光の使者と呼ばれている。

彼女は人界で暮らしている。

ロゼッタ·ヴィオラ·サースシー。

サースシー伯爵家の娘。

だが、このサースシー伯爵家、台所事情のよろしく無いところだ。

そのくせ、7人兄弟。

上から、ジル·サースシー、ロン·サースシー、ルス·サースシー、ロゼッタ·ヴィオラ·サースシー、クランネル·サースシー、ジェルミア·サースシー、セレニア·サースシー。

まあ、仲のいい兄弟だ。

彼女は両親の髪の色を受け継いで、綺麗な金髪を持つ。

瞳の色は、ピンクと金が途中で混ざった、不思議な色。

真っ白なドレスに水色のリボンが着いたドレスを着ている。

壁の花になるのが大好きな、目立たないご令嬢だ。