第44話 九尾
庭に出たら、数匹の犬の間を狐がすり抜けていくのが見えた。なんか不自然な感じがして目を凝らすと、狐の尻尾が複数本……そして増えていく、どうやら九尾だったようだ。
一度家に戻り、何となく近くの開けた場所に向かうと人化した九尾が居た。どうやらとある古い宗教絡みの組織から狙われているから、普通の狐のふりをしていたらしい。私が気付いてしまったため、その組織にも気付かれてしまったとのこと。一般人には手を出さないから、一般人の近くに居れば少しは安全なのだとか。
そんな話をしているうちに、早速来てるよその組織の子……子? どう見ても子供だけど、散弾で撃ってきた。最初はちゃんと巻き込まないようにしてたみたいなのに、途中から雑になって近くを何かが飛んでいったり。
気付いたら九尾は居なくなってるし、その子に質問というか尋問? を受けてたりとか。結局よく分からないうちに九尾を釣るエサにされたようだけど、さすがに釣れないと思う……。
ー了ー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます