第7話 風に乗る
ビート板みたいに板を風に沿わせ、風に乗る。
空を飛ぶのと違ってそんな自由じゃなくて、あくまで風に乗るだけ。
風に乗ってるんだ、サーフィンみたいな物かな。
ただ、風が途切れると失速するし、落ちそうになる。
浮かんでるだけでもないけど、飛んでるわけじゃない。
飛んでるように見えるかもしれないけど、風に乗るだけ。
高く、より高く上がってく、失速した時の恐怖に耐えながら。
風が安定しない、降りようと思ったら失速した。
落ちる!?
早く風を探さないとっ!
地面が凄い勢いで近づいてくる恐怖、顔がひきつるのが分かる。
ふわっとした感覚を感じた、ぎりぎりで地面への激突は免れられたみたいだった。
怖かった…。
でもまた風に乗る、今度はゆったりと、低い所で。
ーーおわりーー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます