第1話 女の子が降ってきた!

地球によく似た自然豊かな惑星グリナリーその中でもあまり人口が多くない街スケアータウンそこに住む青年大月タスクはカードショップのアルバイトを終え家へ帰宅していた。


俺がジェットバイク運転しながらふと顔を見上げると流れ星が見えた。

「宇宙船早く完成させたい、宇宙船を早く完成させたい、宇宙船を早く完成させたい」

と俺は流れ星に願い言っていると流れ星はなかなか燃え尽きないそれどころかこちらに近づいている。

ジェットバイクを止めて流れ星を凝視していると宇宙船の翼が散っているのが見えたやはり宇宙船だ

宇宙船はタスクの上空を横切ると町はずれの谷へ墜落した。

俺は宇宙船のパイロットを助けようとジェットバイクをぶっ飛ばした。


墜落した宇宙船へ着くとそこには不時着時に押し倒して衝撃を抑えたであろう木々が倒れていた宇宙船は燃料タンクが剥き出しになっており火が燃え移っていつ爆発してもおかしく無いように見えた。

俺はパイロットを救出しようと急いで操縦席へ向かった。

操縦席へ向かうとそこには左目には眼帯を付け肩にドクロマークがジャケットを着た女の子がいた。そして足下には円盤が転がっていた。

「大丈夫ですか?けがはないですか?」

呼びかけてはみたものの返事は無かった。だが息はしているし見たところけがはない不時着のショックで気絶しているだけだろう。

とにかく爆発しそうな宇宙船から脱出しないと。

『自爆装置作動、自爆装置作動搭乗者は10秒以内に宇宙船から脱出してください』

突然サイレンが鳴り宇宙船からアナウンスが響く。


俺は急いで脱出しようと女の子をおんぶし宇宙船を脱出した。

そして近くの岩陰に隠れ女の子を岩にもたれかけさせ俺は同じく岩陰に隠れ爆発に備えた。

『3、2、1、自爆』

自爆した宇宙船は爆音を立て爆発し周囲には破損した宇宙船のボディが散らばった。

「ん、ここはどこ?」

「あ、起きた?痛い所はない?ここは…」

女の子は目を覚ますと突然俺の手を引っ張られ前に体勢を崩したところを後ろから岩に押さえつけられた。

「あなた何者?」

「俺は大月タスク君の宇宙船不時着したから助けただけだってちょ痛いから離して」

「円盤はどこ?」

「円盤?宇宙船の残骸の中に埋もれていると思うけど」

俺が答えると女の子はすぐさま宇宙船へとかけよった。

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プレシャスアドベンチャー ~失われた文明を求めて~ @sutail

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