【考察】目に障らない定期自動ツイート宣伝を考えてみる

※ 2015.12.01に「破滅派」という投稿サイトで初出ししたものと内容はほぼ同じです。当時はレポート意識で「である調」にしたせいか「偉そうなこと言う割に書くものツマラナイ」と作品叩き(しかも明らかに読んでない)に遭いましたが、今は書き方をマイルドに変えたので不快に感じにくいといいなぁと思ってます。

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読むのが何時でもこんにちは! せっかく書いても全然読まれないのは寂し悲しいからと、書き手さんも宣伝を頑張る近年ですね。


私はまだ手動のみなのですが、あなたはTwitterへ定期的に自動ツイートしてくれるサービスをご利用中ですか?


自動ではなくとも、「宣伝ツイート」に対してシツコイなぁウルサイなぁと感じて〈この人のリツイートをミュート〉したり〈キーワードミュート〉した経験をお持ちの方は多いと思います。



そこで。

【宣伝ツイのどこにウルサイと感じてしまうのか?】について考えてみたので、よければあなたも一緒に考えてみませんか?



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目次

1. はじめに~Twitterと私~

2. 目に障り始めたツイート

3. 気分を害さない宣伝の仕方を考える

4. どうして16・18h置きをすすめるの?

5. おわりに

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◇◆ 始めに~Twitterと私~


 2011年の東日本大震災をキッカケに〝連絡手段〟の1つとして見直され、日本国内のTwitter利用者が急速に増加したそうです。


 私もその1年内に登録。当時はまだガラケーだったのでほとんど放置でしたが、今では普段用と創作用のアカウントを2つ持ちするまでになりました。


 創作アカウントを取得した2017年6月、間もなくのこと。気になる〝小説を書いている人〟を中心にフォローをしていくと、TLに連なるツイートのいくつかを〝うるさい〟と感じるようになってしまいました。




◇◆ 目に障り始めたツイート


 初めにウンザリし始めたのは、【ネガティヴ思考のツイート】でした。


 日頃の不満を晴らそうとしているのか攻撃的にわめき散らしてみたり、悩んでいるだけでは解決しそうにないことについて延々と愚痴をこぼしてみたり。


 それが〝たまに〟であれば親身にも聞けますし、余裕がなければ聞き流すこともできます。けれど、長く多く続くとなると、相手の名前やアイコンを見ただけで気が滅入るようにすらなってくるものです。


 実際そうなった相手が私にもいて、申し訳なく思いつつもフォロー解除したことがあります。それをキッカケに、【ポジティブ思考のツイート】からは活力をもらえていると気付いて、なるべく自分も多めを心掛けています。




 取って代わるようにウンザリし始めたのが、本題の【宣伝ツイート】です。


 宣伝ツイートは、それ自体に罪が在るわけじゃありませんし、そうだとも思いません。自分も相手も所詮は〝アマチュア〟。プロだって、ある程度の宣伝をしなければ新規読者を増やすことが困難な〝娯楽飽食の時代〟ですから、アマたる私達が宣伝を重ね続けるのは当然です。ただ公開しただけで広く読んでもらえる可能性なんて、ほぼゼロですもん。


 内容に関しても、それ自体がどうのと言うより『目にした人物とそのタイミング次第』だと思うのです。企業の広告ツイートでの事例ですが、カップル向けアプリのそれをブロックしてやった、なんて利用者は多いでしょう?


 じゃあ、宣伝ツイートの内容以外で、何が気分を害してしまうのか? ――それは、書き方と頻度に他ならないのです。きっと、たぶん。




◇◆ 気分を害さない宣伝の仕方を考える


「〝中の人〟の見える普段のつぶやきや創作語りは好きだけど、最近は忙しいのか自動宣伝ばかりだし、〝だけど〟が付いてしまうくらいなら一時ミュートかリム検討かな」と私の場合はなるのですが、アナタはどうですか?


 bot等を活用した自動ツイートによる宣伝の容易さ・楽さは、使った人ならよく分かるでしょう。ですが、その頻度ひんどの調整を誤ると、見せつけられる側としてはフォローをやめる(リムーブする/リムる)べきか悩んでしまうのかなと。


 せめて〝お手製〟感のある宣伝なら応援拡散しようという気持ちが素直にわくのに、金太郎飴よろしく機械的に同文を何度も目にすると、場合によってはその人自体を嫌いになることもあります。



 私はフォロー数が少ない(※これを書いた当時は100未満だった)のでサンプルも比例して少数ですが、それでも声を大にして言えるのは【短時間に連続での宣伝はウザったい】ということです。震災時のCM事情(*1)を体験した人なら、大多数の方に同意してもらえるはず。


 効率の面でいえば、毎日決まった時間に同じ宣伝をするよりは、少しずつズラして違う読者層に届きやすくすることが大事です。大多数の生活パターンは7日スパン(一週間)である程度決まっていると仮定すると、【2~6日周期でスタート時刻に】戻れば、宣伝頻度を抑えつつ一度は目にする確率を上げられます。


 また、同じ宣伝を【一日に1~2回】で済ませるのなら、【16hないし18h置きの自動ツイートを設定】するのが理想だと私は結論づけます。




◇◆ なぜ16・18h置きを勧めるのか?


 16h置きは2日間(0-16-8時)で一回りするので、2週間毎に曜日もリセットされます。同じ要領で考えれば、18h置きは3日間(0-18-12-6時)一回りの3週間リセットです。


 理想の宣伝時間帯(通勤通学・昼休み・夕方・晩飯後~寝る前)に合わせたければ、16hを「15-7-23時」のように好みでズラせばOK。


 それから、同日のスタート時間を変えるだけで16hは2種類、18hは3種類まで同周期で宣伝可能です。前者は「7(23)・15時」、後者は「6(24)・12・18時」開始でくるりと綺麗に回ります。2~3種類の宣伝なら管理もしやすいですし、いたずらに誰かの目にさわる心配もまずないかなと。




◇◆ おわりに


 今のところ、私は自動ツイートを使ってません。検討した時期はあるのですが、自分のメディア欄がごちゃつくことすらプチストレスを感じるような人間にうまく使えるわけがないだろう、と考えてやめました。新しいことを始めるのが億劫だから、というのも真実かなと。


 さて、ここまで書いてきて本末転倒と言えなくもないですが、宣伝の頻度や種類が多くても目に障りにくい宣伝の形もあります。それは、シンプルを貫いた【短文の宣伝ツイート】です。



 一般ツイートの大部分は、感覚として上限140字のおよそ7割(約100字)くらいのようだから、そういったツイートが主体のTLでは「題名&URL」だけのほうが目を惹かれる、なぁんて単純なカラクリです。それで読んでもらえるかどうかは題名のパンチ力にもよるでしょうから、「一文あらすじ」のようなものを添えるといいかもしれませんね。


 最近はどの投稿サイトも凝ったツイッターカード表示をしてくれますし、検索に引っ掛からなくていいならあらすじナシで気軽にシェアもできて便利です。読んでほしい作品を、読んでほしいときに手動宣伝するんで十分と思うなら、それもまたよし。



それでは、楽しい創作LIFEを!



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*1:

「大規模震災の最中に宣伝するのは不謹慎であるし、それによるイメージダウンは避けたい」と企業が軒並み広告を自粛したため高頻度で『AC(現・ACジャパン)』製作のCMが流れ、ラジオから「♪エイシー」と聞こえただけで不快になる人が続出、CM末のサウンドコピーが削除された事案。現在のメロディーは、不快感を抱きにくい明るく可愛らしいものになっている。


〔2015.12.01初/2020.04.23改〕


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