題"夕暮れ、幼馴染、絆創膏"

有栖川 妖狐

→半人半妖の少女。 女の子だからと言って恋愛に興味がある……、と思っていたのかぁ?


貝塚 天羅

→脳の中、八割方は"回転"の少女。

回転の研究で日々を過ごしている。

─────────────────────

天羅「おーい、妖狐。もう、夕暮れだぞ!」


妖狐「えっ! もうそんな時間!」


天羅「美術室ここにいるのは"お前さん"と私だけだぞ。」


妖狐「ちょい待ち、後少しでケリつける!」


─そこから10分─


妖狐「お待たせ、じゃあ行こうか。」


天羅「そう言えば、お前さんは龍成と幼馴染と言っているが、何時ぐらいに知り合った?」


妖狐「そうね、あれは4~5才の頃に

遡るわね……。

龍成と私はすごい"仲良し"じゃなくて会った

当初は喧嘩ばかりしてたの。

でも、歳月が経つに連れて喧嘩は少なく

なった。

んで、小学校卒業と同時にあっちに引っ越した……、ってところかな?」


天羅「そうか、そんなことが私と会う前に……、って妖狐? 後ろ、後ろ!」


妖狐「え? キャッ!」


天羅「大丈夫、な訳ないか……。お前さん、

その胸に濡れて透けて見えて付けている絆創膏はどう言うことだ?」


妖狐「いやー、これは今日の授業にプールがあって、下着の代わりにスク水を着て登校したから……、その下着代わり?」


天羅「バカ! 早く家に帰りんさい! 風邪を引くぞ!」


─[完]─



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