鏡花水月のSS溜り

チ=ウルシ

題:刀、属性、個性

登場人物

妖狐:半人半妖の少女、過去に剣道で全国優勝した経験がある。


龍成:幼馴染の少年、最近は妖狐の胸が気になるお年頃。


操:2人のクラスメイトの少女、チョコ中毒者で人形制作が得意。


操「ねぇ、アリス?(妖狐のこと)

あなた、いつから刀を持っているの?」


妖狐「んー……。

中学入ってからかな?」


操「……、なんで疑問形?

龍成に聞いた方がいいや。」


龍成「俺がどうしたって、操?」


操「あ、丁度いいところに。

アリスの刀を持っている時期を聞きたくて。」


龍成「あー……。

俺も曖昧だが、中学の頃から持っていた気がする。」


操「ふーん……。

あ、それともう一つ。

アリスって偶にブツブツ言っているけどあれはどうして?」


妖狐「ん?

あれは刀に話かけているの。」


操「あー……。

それって"魎鬼"の話で聞いたけど"物に言い聞かせている"って事だよね?」


妖狐「そう言う事。

使う物にだって、個性や属性があるのよ。」


操「……、私の人形も手入れしないとね。」


妖狐「そうそう、キチンと手入れしておかないとね。

"魎鬼"みたいなのに反逆起こされないようにね☆」


操「うん。

私も道具を使う身だから、道具に感謝しないとだね。」


妖狐「そそ、そう言う事。」


操「って授業が始まる!

早く準備しないと!」


─END─

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