第1話「レギュレーション&拠点(電源)」
ではまず拠点から語る前にゾンビのレギュレーションだ。
今回想定するゾンビのレギュレーションは「非ダッシュ系のウイルス感染ゾンビ」「空気感染:弱」「知能:低」「音反応タイプ」「1ヶ月程度で朽ちる」大まかにこの5つで想定する。
というかもしゾンビアポカリプスが発生した際に「ダッシュ系ゾンビ」や「連携ゾンビ」「軽度の知能があるゾンビ」だった場合は即座に諦めた上で、今ならまだ尊厳残したまま逝けると自身を説得し自殺をしておこう。アレは無理だ。
さて本題の拠点選びに移ろう。とは言っても、私の持論はいつも住んでいる家を丸々拠点にする事を考え、移動や物色は愚か外出も頻度はかなり少なく距離も無いので、今住んでいる所を拠点にして貰う他が無い。
だが、何事にも想定外はついて回る。拠点を変更することもしっかり念頭に置いて考えていきたいと思う。
そしてもしゾンビアポカリプス以外の...そう自然災害にも備えたいのならば、住居を決める際に過去の大きな災害で浸水があったか否かを追加しつつ、大通りに面した拠点を選ばない、2階以上の部屋がある、チェーンロックやインターホンがある...大まかにはこの辺りを満たしている物件が良い。
大通りに面していないという条件は、拠点へ通じる道の封鎖を容易に迅速に行うため。2階以上の部屋は先制発見や対ゾンビに対して地の利があり、チェーンロック等は主にゾンビと同等に信用できない人間用だ。
ここで「ソーラーパネルのある家が条件に入っていないのでは?」と思ったプレッパーは居るだろうか?いや、居るだろう。では拠点の電源へと話を移そう。
仮にゾンビアポカリプスでライフラインが止まった場合にソーラーパネルが着いていれば、少なくとも電気は確保可能でありそこから雨水・海水を濾過・煮沸して飲用水にする事も可能で冷凍冷蔵の保存まで可能になる。
実際「オデッセイ」や「がっこうぐらし」等の有名作品ではソーラーパネル付き物件であることが生存に対して大きく貢献した。
だがソーラーパネルを物件に装着するのは高い。それにもしも食料が尽きたりその他の要因で拠点変更を余儀なくされた場合...電気が無くなる事のストレスが一気にやってくる。流石に100万200万を優に越えてくるのは正気に戻らざるを得ない。
そこで私が提案する電源がある。携帯式ソーラーパネルと携帯式大型電源の黄金コンビだ。
携帯式であり流石に冷蔵庫やテレビ等の長時間稼働には不向きだが電気ポットや端末の充電には問題無く、何よりも持ち運びが出来る上に安い。そして賃貸でも問題なく使用可能。
しかし発電量の安定性が天候に左右される不安定さと大型家電が使用できないという欠点もあり、全てにおいて良いとは言えない。
ガソリン発電機?ゾンビにでも喰わせとけ、と言いたい。さて例えばNakatomiのエンジン発電機「EG2050D」を使用したとしよう。
燃料タンク容量は8Lで運転時間は低負荷時に約7時間、定格負荷時に5.5時間である。この場合1L辺りの駆動時間は前者が50分と後者は40分。数ヵ月のゾンビアポカリプスを堪え忍ぶとするならば20Lポリタンクを10や20と用意でもしなければ即座に電気の無い生活がやってくるだろう。
そして何よりも重く移動が困難であることと、ガソリンエンジンに付き物でゾンビを寄せ付けることになる「騒音」だ。これだけはいただけない。
しかしガソリン発電機も悪いだけのものでは無い。ソーラー発電と比較しての優位点としては「天候に左右されない安定性」「大型家電の駆動が可能な高出力」など強い部分は強い。
特に寒冷地で冬を想定するならばガソリン発電機も悪くは無いのである。
ここで「じゃあソーラーとガソリンを両方持っておけば最高では?」と考えたプレッパーは寒冷地の秋・冬スタートでも数ヶ月はサバイバル可能だろう。発電機2台分と燃料の収納スペースを確保して尚、他の物品備蓄スペースさえあれば。
まとめをするならば推奨する電源はソーラー電源とガソリン電源の2種類があり、私は携帯式ソーラー電源セットを推奨。
携帯式ソーラー電源の利点は「持ち運べる」「燃料を必要としない無限供給」「賃貸物件でも使える」
欠点は「天候に左右される充電特性」「大型家電はまず作動させられない」
ガソリン発電機の利点は「天候に左右されない充電特性」「大型家電を作動させられる」
欠点は「持ち運べない」「燃料が有限」「収納スペースの占有率が高くなり賃貸では保管が難しい」「騒音でゾンビが寄ってくる」である。
以上が拠点の電源についての話である。プレッパー諸君は自分の場合はどちらが良いかを熟考し、その上で10万円を電源に使ってみるのも手では無いだろうか?ソーラー電源ならば日常的に電気料金の節約が可能になってくるぞ!さぁ是非とも経済を回そうじゃあないか。
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