青目のアーレン

桂崇

第1話 青目のアーレン前編

クエールバスコに1人の青年がやってくる

抽象的な顔立ちに細身の体格で遠くから見たら女性に見えるそして、ここは迷宮の有る町で有名な町に彼は冒険者になる為にやってきた

「すいませんが冒険者登録をお願いします」

「こちらに記入を」

職員が微笑みながら言うと説明にしたがって登録用紙に書き込んでいくと冒険者の説明を聞くとギルドカードを渡され登録が完了する

「アーレンさん気を付けてくださいね、ソロで迷宮に入るのは危険ですから」

職員が心配そうに言う

「ありがとうございます」

アーレンはそう言うと笑顔で冒険者ギルドを出ていくと町中で必要な物を買い、迷宮に向かうと1人で入っていく、一層の魔物はワーム大きなミミズであった、そして持っている剣で切り裂き最後は動かなくなるまで剣を突き立てて待つと黒い霧になり消えていくと小さな欠片が残る

「これが魔石・・・これを拾い集めれば良いのか・・・・」

アーレンは拾いながら呟き次の獲物を探しながら歩いていく、迷宮内は太陽も無いので昼なのか夜なのかわからない、そして何時間歩いたか解らず外に出ると辺りはすっかり暗くなり、月光が辺りを照らしている


冒険者ギルドに向かい

「すいません魔石の買い取りはどちらで?」

「こちらに並んでください」

職員に言われた通り列に並び待っていると順番になり魔石を箱にいれると職員が数と魔石を確認してから硬貨を箱にいれて返してくれる

「1日でこれだけか・・・まだ一層だから仕方無いか」

アーレンは呟き硬貨を受け取り宿屋に帰っていくと宿屋の前で1人の少女が立っている

「あ!!見付けた!アーレン!!!置いていくなんてヒドイ!!」

少女が言うとアーレンの元に歩いてくる

「キリーナなんでここに?」

「もう!!私を置いていくなんて!ヒドイだから!!私も一緒に冒険者になるからね」

キリーナはそう言うと抱きつき少し震えている

「解ったから安心して・・・」

アーレンが呟くとキリーナは離れて一緒に宿屋に入っていく

キリーナは幼馴染みで何時も一緒に遊んで育ったが自分が冒険者になる為に村を出る時に彼女の性格から出発する事を伝えずに出発をしたが、まさかここまで追いかけて来るとは思ってなかったが、少し嬉しかった

夜宿屋で2人で話し合い2人で冒険者をする事に決めるが、まだ資金が無いので部屋は1人部屋に2人で寝ることにする


冒険者ギルドでキリーナの冒険者登録を終わらせたら、今日の宿代と食事代を稼ぐために迷宮に向かうとワームを2人で倒していく

「アーレン、ワームなら2人でも倒せるから安心だね」

「だけどその分沢山倒さないと宿代を稼げないから頑張ろう」

「え!うん解った、アーレン」

キリーナがアーレンを見つめながら呟きワームを探して歩きだすとどんどん倒していくと階段を見付ける

「簡単だから下の階にいかないの?」

「まだ辞めておこう・・・キリーナは何でも突き進むからダメだよ」

「え!・・・・」

キリーナが黙り込む

「何時になったら下の階に向かうの?」

「最低でも10日かな?それか転職出来るぐらい強くなったらかな?」

「え!・・・・あ!そうだね」

キリーナは納得してワームを片付けるようにすると一層を歩き回り迷宮から出ると辺りは暗い中冒険者ギルドに向かい魔石を買い取って貰う

「こんなに1日で稼げるだね」

キリーナは嬉しそうに硬貨を見て呟く

「魔石の買取り価格が決まっているから数を集めないと宿屋の宿代が稼げないけど、武器や防具買わないといけないからもっと倒さないとね」

「あ!そうだねもっと必要だね」

キリーナが微笑みながら言うと宿屋に帰っていく

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