第27回:どうしてもあるアイテムを出したい場合
以前、作品に無関係なアイテムは出すべきではないというようなことに言及しました。推理物で本編中ではあまり触れられていないようなアイテムがカギだったという事を知ったら、ある意味で涙目でしょう。特に裏設定レベルのアイテムが推理を解くためのカギだったら……。そうなると、推理物をその設定でやるのには不適切としか言えません。あきらめて、別ジャンルで立て直すことをお勧めします。
Aというアイテムが重要だが、どうしてもBというアイテムを出したいという人はいるかもしれません。アイテムではなく、設定でもよいでしょう。どうしてもBを出したい場合は、それなりの立ち位置が必要となります。
ホビーアニメでAがメインなのだが、それとの対比でBを出したいもあります。しかし、ホビーアニメでAとBを同時に出すのは、かなり無理があるでしょう。『ガンダムビルドダイバーズ』では過去のビルドシリーズで登場したガンプラバトルに関して、意外な形で登場します。どういう形なのかはネタバレもあるので、ここでは言及を避けますが……AをメインにしているがBも出したいという事例では、一番わかりやすい事例となるでしょう。
最後に余談となるのを百も承知で、小ネタを一つ。なぜにAとBを同時に出すのは……と言われますが、ホビーアニメだと、どうしてもAをメインにしてBは目立たないケースも出てくるのが理由ですが、それ以上にAをバンダイ、Bをタカラトミーという風にメーカーで当てはめると、なんとなく言いたいことはわかるでしょうか。比較CM自体は過去に『コカ・コーラ』と『ペプシコーラ』の比較CMという事例もありましたが、結局は内容が編集される結果になったわけです。そこから何を言いたいのか、お察しください。もっとわかりやすい具体例もありますが、趣旨が変わってしまうのでお察しくださいの方向で。
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