種族変化・進化 オーク

今日はこの森を抜けて、もう少し奥にある森に行こうと思う。

だってこの森ゴブリンしかいないし。次の目標はオークだからね。

スライムよりも女性の敵だよね。

まぁ。ゴブリンキングの俺だったら、通常種のオークは倒せるだろう。



森に着いた。

なんだか少し強い気配を感じた。が、すぐに消えた。

なんだったのだろうか。

まぁいいか。俺は多少の緊張を感じながらも、棍棒の柄を強く握り直した。


布を羽織ることもなく茶色い肌が剥き出しになった上半身に、妊婦かと言うほどに突き出たお腹。豚と人間のハーフというのが適切なルックスだ。あれは、紛れもなくノーマルのオークだ。あれならば、きっと倒せるだろう。


後ろからゆっくりと近づき、空高く振り上げた棍棒を下へと勢いよく降ろした。

「プギーー!!」


そう鳴いて、絶命した。

【スキル発動。オークへと種族変化します。】


よし。

この調子で行こう。


44体の敵を倒して、レベルはもう24まで上がっていた。

そして、『オークブラック』『ビックオーク』への種族進化予約がついていた。


先ほど決めた安全そうだった木のふもとへと歩いて向かっていた。その時、パキッと、何かが割れた音がした。

「うおっ。なんだこれ!?」

びっくりしすぎて声に出てしまった。


俺が踏んだのは、澄んだ青い色のした宝石のようなものだった。


その刹那。腰が抜けるほどの膨大な覇気が発せられ、消えた。

俺は呆然と何があったのか考えていた。

【スキル発動。八柱の一体を討伐しました。スキル"剣神"獲得。称号"世界反逆への第一歩"獲得。種族変化はレベルが50を超えないと実施できません。よってスキルはまだ獲得できません。】


へ?どゆこと?

あの宝石みたいなやつ鑑定してみよう…


【"剣神"のリビングアーマーのコア。リビングアーマーは、本体をいくら破壊しようとも、コアを破壊しない限り復活し続ける。このコアの魔物は、第八柱が一柱のスペリウムのコア。スペリウムは、剣神持ちである。】


…。俺踏んで壊したら一気に強くなったってこと?

でも、50レベまでは使えない…と。

よっしゃ。盛り上がってきた!奇跡の男現る。つってな!はっはっは。

最高に気分がいいぜ。


残りのオークもやってしまおう!



Lv.up グレンのレベルが、31になりました。

【スキル発動。オーク77体の撃破をかくにん。オークロードへと種族進化します。】


あと20レベルで…

zzz


【オークブラック・ビックオークへの種族進化が完了しました。スキル"凶悪" "巨大化" 獲得。】

【オークロードへの種族進化が完了しました。スキル"剛腕" "厚い脂肪" "オークの王"獲得。称号"オーク奏者"】


「よし。順調。ステータス」


グレン・ウィービル Lv.31

種族・人間

  ・スライムロード

  ・ゴブリンキング

  ・オークロード

スキル・変わり者

   ・剣神の芽(レベルが50になったときに発現する。)

   ・スライムの王

   ・ゴブリンの王

   ・オークの王

称号・スライム指揮者

  ・ゴブリンのカリスマ

  ・オーク奏者

  ・世界反逆への第一歩(レベルが上がるスピードが段違いに上がる。身体能力の超向上。) 


オークの王解体。

・剛腕(腕力の超絶強化。)〈オークロード〉

・厚い脂肪(物理攻撃を4分の1にする。)〈オークロード〉

・巨大化(自分の大きさを2倍にする。素早さが2分の1に下がる代わりに、攻撃・防御が2倍になる。)〈ビックオーク〉

・凶悪(ピンチになったとき、獰猛になり攻撃力拡大。)〈オークブラック〉


どんどん上位種族になっていくにつれて、貰えるスキルが少なくなってくな。

個体種が少ないんだろう。


明日はオーガでしょ。

今日めちゃくちゃ強い力をゲットしたから、明日も頑張ろう。


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