第34話

…そうなんスか。


一代で事業を拡大させるためには、そこまで思慮深くないといけないんですね!


でもコレ正しい方向なんスかね?


いい話なのかそうでないのかわかんないスけど、内田、何故か感動で心が震えてます~!


「しっかし内田君の美少女ぶりには驚いた! どうだ?俺の愛人になるか? 店持つか?」


藤堂社長はニヤリと僕に言ってきた。


「え、遠慮させていたらきまふ…。」


立ち位置わからなすぎて、まともに声も出やしない~。


「冗談だよっ!俺に男色の気は無いっつっただろ!」


藤堂社長は大笑いして僕の背中をバシーンと叩いた。


「今日から君は私たちの仲間だ! 助けるよ~! 助けるとも! 困ったときは何でも言ってくれ! それではこれからは毎週、顔を見せに来てくれよ! 内田君!」


「恐悦至極に存じますぅ。」

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