第一章
第1話 許嫁
俺は立花準(二回目)1年2組。成績並、運動神経並、容姿並だけど自信を持って一つ誇れることがある。俺は自分の住んでる地域の人には優しいと評判なこと。でも……。
「モテないんだよな~~」
「な~に言ってんだよ準」
「何だよ、颯太」
こいつは
「彼女はどうした?」
「ここにいるよ~ん」
「なんだ、いたのか咲」
こいつは
「そんなこと言ったって無理だよ」
おっと、聞えちゃったみたいだな。
「仕方ないだろ。お前ら学年で有名なバカップルだぞ?」
「まぁ、私たちラブラブだしね~」
おいおい、周りからの視線が凄いぞ。ついでに俺も周りの視線の一つだからな。
「咲。周りの視線が痛いからまた後でな」
「うん! じゃあね~」
ふぅ、ようやく一段落だな。
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それから俺たちのクラスは数学やら国語やらこれから生きていくうえで必要なのかと思う(国語は重要)ものを午後までやらされて家に帰った。
「はぁ、疲れた~」
学校って何でこんな疲れるんだろう。
そして家に着くと親の車があるのが分かった。
「お、珍しく父さんいるじゃん」
俺の家は新しくもない古くもない。いたって普通の家だ。でも周りの家より凄くカラフルなのが問題なだけで、普通の家だ。
ドアを開け「ただいま~」と言い、リビングのドアを開けると父さんが正座して頭を下げていた。
「準! すまん」
「何が?」
いやぁ、急に謝られても困るんだけどな~。それより部屋にいる男三人と美少女三人がきになるんだが!?
「実はな、お前に言わなければいけないこt「そのことについては私が言います」
気になっていた美少女の一人が説明してくれるらしい。それにしてもほんとに可愛いな。
「はい、お願いします」
おいおい、何敬語になってんの?しかもなんかあんの?怖いんだけど!?
「実はですね。あなたのお父さんが馬鹿なせいであなたに許嫁が三人できたのでどうしてくれるんだと言う話です」
は?
「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」
「えっ!? ちょっとマジで?」
「マジです」
いやいや「マジです」って笑顔で言われてもなぁ。それに許嫁ってこの時代でもあるんだ……。
って感心してる場合じゃない!父さんがなんかしたのか!?
「父さん。何があったの……」
「いやぁ、じつはな……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
父さんからの説明はこうだ。
三人の親とは高校の同級生らしく飲みに行っていたという(別々で)。その時父さんが酔っ払っていて1番目に瑠菜さん。2番目に真帆さん。3番目に凛さんの親と許嫁にしようと話していたらしい。
「で、でも三人は俺でも良いわけ? ほ、ほら! もっといい人いるかもしれないし……」
「いえ、私は準君が良いんです♥」
ん?
「私も準様が良いんですわ!」
んん?
「私も、準じゃなきゃいやだ」
んんん?
「準。今じゃなくていいから三人の中から選んでくれよ?」
俺は、俺は。誰を選べばいいんだ!
因みに三人とも俺と同じ学校の1年生で、同級生らしいですはい。
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こんにちは、こんばんは。ノームです。少しぶっ込み過ぎたかな?と思いますが。楽しんで読んでもらえたら嬉しいです。
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