第2話 どないなってるんですか。

「いやいやいや!!おかしいって!!」


「神楽うるさいぞー」


クスクスクス


「あ……//

す、すいません!!」


「じゃあ特別に、1時限目は飯坂への質問タイムにしよう。いいか?飯坂」


「はい。わかりました」


「「やったー!!!」」


そこからはみんなが自由に海琴く、飯坂くんに質問を投げかけていった。


「どこの学校から来たの!?(ちょーイケメンじゃん♡)」


「え……、いや、遠いとこから来たからわからないと思うよ……」


「部活はー?どーすんの?」


「わからない。今のとこ、考えてないかな 」


「どうしてうちに転入してきたのー?」


「……。お、親の仕事の都合だよ」


「彼女いたりするんじゃね?」


「いないよ。好きな子も、ね」


ボソッ

「……ねぇ、やっぱり様子がおかしいよね?ほんとに海琴くんなのかも……。あの「俺なれ」の、主人公の」

「うん……。私もそう思う。まさかほんとに異世界転生じゃ……?」

「それなら「逆」転生だよね?

放課後に海琴く、飯坂くん呼んで聞いてみよっか?なにか事情があるかもだし……」

「そうだね!!もしかしたらなにかわかるかも!」


まさかほんとに海琴くんがこの世界に来るなんて……。俺なれの他のキャラもこの学校に来てたりするのかも……。とにかく今は海琴くんに話を聞いて、情報を整理しなきゃ。


キーンコーンカーンコーン


「じゃあ1時限目終了。

そうだ。神楽、結城」


「「?はい」」


「飯坂に学校案内をしてもらっていいか?結城は学級委員だし、ちょうどいいだろ」


チャンスじゃん!その時にでもゆっくり休ん話を聞ける!


「「わ、わかりました!」」


「……」


そうして、海琴くんに学校案内することに。

その時にでもいろいろ聞いて……

あっ、別に私が特別仲良くなろうとかしてるんじゃないからね!?この状況を楽しんでなんかないからね!?




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