第20話
ランキング報酬の悲しみを振り払い、ポイント報酬一覧をスクロールしていきます。
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50pt応急セット
50pt古のものの水晶(極小)
100ptランプイモリ
100pt素材セット(低級)
100pt停滞キューブ(劣)
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1000pt素材セット(中級)
1500pt動物の血液(SIZ:18)
2000ptグロック17(破損)
2500pt古のものの水晶(中)
3000pt支配血清
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お、これなら私でも使えるものがありそうですね。色々と突っ込みたいところはありますが、無視です無視。
どうやら最高額は100000pt、足りるようなのでそのあたりも見てみましょう。
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25000ptミ=ゴの噴霧器
30000pt人造クトーニアンの繭
40000pt変若水
50000pt叢雲
75000ptエイボンの書
75000ptネクロノミコン
100000pt輝くトラペゾヘドロン
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なるほど、100000ptは無しですね。確かニャルラトホテプを喚ぶアイテムです。まず間違いなく、ろくなことになりません。
さて、不規則多面体(トラペゾヘドロン)は無視するとして他はなかなか興味をそそられます。
エイボンの書、ネクロノミコンはクトゥルフ神話でも指折りのヤバイ本ですし、叢雲はバズーカ並の威力が出る日本刀です。変若水は飲むと不老になると言われるアレですね。クトーニアンとミ=ゴはクトゥルフ神話の怪物です。
「うーん、迷うところですが……これとこれ、あとはこれとこれですかね。余りのポイントは適当なものに使いましょう」
しばらく悩んだ後、私が選んだのはこちらです。
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・ネクロノミコン
・エイボンの書
・叢雲
・クトーニアンの繭
・古のものの水晶(中)
・残り420pt
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エイボンの書、ネクロノミコンに関してはここまできたら魔導書コレクターにでもなろうと思って選びました。まぁ、悪いことにはならない……でしょう。
次に叢雲、こちらは未だに武器未所持だったので外せません。確か、バ火力の他にも何か効果があったと思うのですが……なんでしたかね?
人造クトーニアンの繭。これは単純に興味が湧いたからです。クトーニアンは成体になると地震を起こせる程の大きさになる怪物なのですが、人造クトーニアンはどうなのでしょうか?
古のものの水晶は所謂MPタンクです。200MPを貯めておくことができます。
さーて、ポイント報酬は有用なものが手に入りました。お陰で私の心にも元気が戻ってきましたよ。時間も時間ですし、叢雲の試運転だけして今日は終わりましょう。
さて、久々にやってまいりました「腐敗した聖域跡地」。まずはヌトセ=カームブレのアミュレットと叢雲を装備します。
お、やはり初戦闘は君ですかダンゴムシ君。動画を見て覚えた達人の抜刀術、とくとご覧あれ。
「……シッ!!!」
一瞬の停止の後、軽く息を吐きながら一気に叢雲を引き抜きます。叢雲は鞘を滑るように……切り裂いて飛び出し、ダンゴムシ君を切断します。
「って、うぇええ!?」
ちょ、鞘が切れて私の手もきれたんですが!?
そして私を襲う謎の脱力感。ん?これは一回だけ体験したことのある感覚ですね。コレはまさか……
「指先に掠っただけで、死に戻りとかまじですかぁ……」
私は死亡しました。
死に際、突然ポップしたメッセージウィンドウが目に入ります。
『障害を検知。デスペナルティが10倍になります』
……嘘でしょ?
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叢雲
・分類:太刀
・付与:魔法攻撃
・効果:対象の身体のどこに命中しようともダメージが変動しない
・効果:時折クトゥルフの思念波を受け取ることがあり、確率で叢雲がクトゥルフの星の落し子に変身する。確率はPOW21と自身のPOWの差によって変動する
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デスペナルティ
・ログイン不可リアル(1×10)時間
・所持トゥルロスト(1×10)割
・次回ログイン時、ステータスダウン20%ゲーム内(1×10)時間
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