第3話 【ボガード】計画倒れ

「まずは解放軍として行動するにあたってネットを通じてこの団体の存在を拡散するんだ。次にある程度人数が集まってから陸軍戦士省から武器弾薬を奪う。将来的に必要なクーデターのために備えるんだ。」


「ボガードそういうが、集まるのかねぇ。解放軍なんて洒落た名前してるけどよ。」


「王政打破すればこの国の未来は変えられる。腐敗してる原因は王政にあり。帝国と強調をするべきだ。向こうは譲歩してるのだと思う。」


ボガードは早速行動に移した。

ネット上で王政打破の書き込みを多数行い。解放軍を募った。

瞬く間に解放軍の情報が広まり、120人ほどから反応が得られた。


「いい滑り出しだ。集まるぞ!」


「まあよかったな。これから大変だぞ。人数集めはいいとして、具体的な策を 」


「王族を狙った暗殺事件でも行えば象徴的な事件として記録されるはずだ。さらにはそれを行うにあたってドラゴンウェポンを強奪するぞ。」


翌日、陸軍戦士省から複数人でドラゴンウェポンを強奪に成功した。


そして、梁人に入る王族を乗せてるであろう、車めがけてドラゴンウェポンを使用した瞬間、ドラゴンウェポンから光が出ていた。その光はやがて辺り一面を多い尽くしていた。ドラゴンウェポンを扱っていた同士は死亡し、暗殺は未遂に終わった。そして生きていた者も身柄を拘束された。


「くそっ。陸軍戦士省め。予め武器に爆発タイマーを設置していたとは」


「盗まれた時のためだろうな。仕方ない。」


「王政打破のビラ配りもするぞ。」


「街頭でか?いいけどみんな呼んでくるか」


翌日ビラ配りを行ったが、これに対して憲兵はビラを受け取るなと民衆を煽った。


「ここまで何も成功できてない。どうする。」


「そんなこと俺に言われてもよ。分からん。解放軍の指揮はボガードにあるしな。」


ボガードはさらなる武器の強奪を画策するように考え、クーデターのための武器の貯蓄をするためにみんなを大阪に呼び集めることにした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

破壊の創造者 外伝 戦いの記憶 ナディア・グリマルディ《Alice》 @kark3000

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ