第165話 原茂ワイン ハラモ アルモノワール2015
健司の様子を見て、美月が声をかけた。
「健司さん、もしかして緊張してます?」
「う・・・・まぁ、緊張するよ」
明日は、瀬戸家に挨拶に行く予定である。
なんと言えばいいか。夕食後から、ずーっと考えている。
ドラマとかによくある・・”お嬢さんを僕にください!”って言えばいいのか?
なんか違うような気がする。
「もう、何度も行っているじゃないですか。大丈夫ですよ」
「まぁねえ・・・そうなんだけど」
美月がワインを開けて持ってきた。
「まぁ、これでも飲んでください」
美月が開けて持ってきたのは。
山梨県甲州市 原茂ワイン
ハラモ アルモノワール2015
アルモノワールという珍しい品種のワイン。
カルベネソーヴィニヨンとツヴァイゲルトレーベの後輩品種ということらしい。
フレンチオークの樽で熟成されている。
グラスに注ぐと、とても華やかな香り。
口に含むと、独特なフルーティさとその後にやってくる樽の香りとタンニン。
ミデアムボディとラベルに書いているが、いやいや結構しっかりしている。
「おいしいワインですね。飲んで早く寝ましょう」
「そうだね。そうしようか。心配してもきっととんでもない事件は起こらないだろうしね」
◇◇◇◇◇◇
『瀬戸美月 25歳 〜 私、プロポーズされました!』の投稿を始めました。
こちらでは、ワインの紹介以外のストーリーを投稿していきます。
とんでもない事件は・・・起こるのですよ。
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