第40話 美月vsミキ ②
えぐえぐと泣きながら、高校時代からの親友から電話がかかってきた。
「ミキちゃん・・・どうしよう・・・」
泣きながら話してくる美月。
一体何があったのやら。
「今日は待望のデートだったんじゃなかったのかい?何があったんだ?」
「うう・・・もうだめかもしれない・・・」
「おや。振られたのかい?」
「そうじゃないけど・・・・」
「じゃあ、何があったんだ?」
なかなか要領を得ない話だったが、つまるところ
「どう扱っていいかわからないって言われた・・・・めんどくさい女って思われたかも・・・」
「おいおい、付き合ってからそんなこというのかよ。」
すると、こんなことを言った。
「え・・・まだ付き合ってないと・・・思う・・・」
は?
「何度か、泊ったんじゃなかったのかよ?」
「2回くらい泊ったけど・・・何もなかったよ?」
聞いてはいたが、ほんとに何もなかったんだ。
まじかよ
「まぁ、まだチャンスはあるんじゃない?」
適当なことを言ってごまかす。
へぇ・・・まだ付き合ってないんだ。
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