第11話 ワイナリーに行こう! 長野県塩尻市 サンサンワイナリー
「うわぁ、眺めが良いですねえ」
塩尻インタチェンジを出て右に曲がり、しばらく走った右側。
そこにはおしゃれな外観のワイナリーがある。
今回の一番の目的地。
サンサンワイナリーである。
高台にあるこのワイナリーの駐車場からは葡萄畑の斜面が見渡せる、とても眺めの良い場所だ。
「さて、ではショップに入りましょう。」
「へぇおしゃれなんですね。」
ショップの中は明るく、ワインに合いそうなお土産とたくさんのワインの瓶。そしておしゃれなレストランも併設されている。
まだお昼には早い時間なので、ここでは食事はしないけれど。
「たくさんワインがあるんですね。迷ってしまいます。」
「ここのはどれも美味しいですよ、でも試飲もさせてもらえると思いますよ。」
店員が笑って案内してくれる。
カウンターになっている試飲コーナー。
「どれかおすすめはあるんですか?」
「じゃあ、サンサンコンコードガーネットなんてどうかな。試飲できますか?」
「もちろんですよ、こちらになります。」
「あ、私は運転するので飲めないです。彼女にあげてください。」
にっこり笑った店員はグラスにちょっとだけワインを入れて彼女に手渡した。
「へぇ・・・」
受け取った、瀬戸さんがちょっと口をつけると、目を見開いて言った。
「これすごい!葡萄!葡萄感がすごい!」
「美味しいでしょう。これはコンコードという品種の葡萄で作ったワインですよ。」
このワイン。値段も手頃なんだが、他では味わえないワインである。
まさに果実感あふれるワイン。
「美味しいです・・このワイン買っていこうかな。」
瀬戸さんも気に入ったようである。
「早乙女さんはどのワインを買うんですか?」
「あはは・・・私はね・・」
瀬戸さんは、結局コンコードガーネットを買った。
私は・・・・
段ボール箱2つを店員に運んでもらい車のトランクに入れてもらった。
「たくさん買うんですね・・・」
瀬戸さんにはちょっと呆れられただろうか?
「買い出しが目的だからね。ここは大好きなワイナリーなのでいろいろ買ってしまうんですよ。」
と言っても、塩尻でのワイナリーはまだ1軒目。
次のワイナリーは・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます