魔術師リーシェの英雄譚~異世界転生でチートを貰えなかった俺は異世界最強の魔術師を目指すことにした~
マシマシ太郎アンダーバー
魔術学校へ
聞いてた異世界転生と違うんですが
ここは戦場。敵対国との戦争。
敵味方問わず死体がそこらじゅうに倒れている。その多くは敵の魔術師に殺されている。
魔術師。圧倒的な機動力と圧倒的な火力によって戦場を蹂躙する破壊兵器。
特に優秀な、一人で戦況を変える。戦争の勝敗を変える。それほどに強力な魔術師には二つ名が与えられる。
目の前にいるのは二つなの魔術師。それを俺は世界最弱の魔法で倒す。
これは俺が世界最強の魔術師を目指す物語である。
物語は時間を遡り、転生して自意識が芽生えた直後に戻る。
~
むを感じる。しかしスコしあたたかい…。
ここはドコカスラわからない、おれは…。
「OKさM!AたMgaみえtkmた!」
おれはツカれてるんだ。ネサセてほしいものだ。
ふくすうの、ココロからの
~
なんだか
そう!今俺は何故か赤子、所謂赤ちゃんとなっているのである。
・・・意味が分からない。起きたとしても酷く眠く起きたすぐにまた寝てしまう、そんなふしだらな生活をしてようやく気がついた。
「二度寝をしたくば二度寝すべし、多少なら大丈夫だろう」という
赤子のなったことに気がついたときは大
さて、今の状況を冷静に考えるとしよう。ちょっとのショックや驚きで泣き叫んでしまうのは赤子の肉体に引っ張られていると思っておこう。
俺は今、高級そうな寝具の上に寝ている。そしてとてつもなく広い部屋、更にメイドと思わしき女性が複数人いる。これはかなりの良い家に生まれたようだ。
言語は日本語のようだ、若干しゃべり方に違和感のあるのは田舎の人を雇っているからか?。
となると、田舎に引っ越して所謂”スローライフ”というものを送ろうとしている人なのだろうか?。
俺も平穏な暮らしに憧れたもの・・・眠気が我慢できなくなってきたのでまた次に考えるとする。
~
赤子として生活していくうちに色々と分かったことがある。
まず俺はリーシェと言われていた。(恐らくとは言え)今の俺の名前が判明したことは大きい。
しかしキラキラネームと言われるやつをつけられるとこう・・・なんとも言えないむずがゆさがあるな。もしかしたら俺はハーフなのかもしれな・・・眠くなってきたので寝るとする。
~
最近思考能力が落ちてきた気がするが老化のせいだろうか。なんて誰に聞かせるんだというベイビージョークを考えながら今日も今日とて状況整理。
物理的には見えないが、恐らくは俺は股間にバナナではなくアワビがついていたようだ。
つまり俺は今女性である。
もう人生に絶望しかない…現実を見たくないので寝るとする。
~
成長したからなのか、ついにハイハイをすることが可能となった!やったぜ!。
更にいえば、今まで靄がかかっていたような感覚だったが。何故か頭がすっきりした。
やはり赤子の肉体のせいなのかな?。
今日はできるようになったハイハイを疲れるまでしていた。そして疲れて眠い。
しかしハイハイというのはなかなかに楽しいものだ。いい歳してハイハイに夢中になるなんて、きっと赤子の肉体に精神が引っ張られているのであろう。そうに違いない。そうであってほしい。
しかしいい歳しておいてといっても、俺はまだ××歳だしなぁ。本物のいい歳した人に怒られちゃうぜ。
あれ、俺ってそういえば何歳なんだっ…意識が途切れるように寝てしまった。
~
赤子の毎日は充実している。なんて素晴らしい世界なんだ。この素晴らしい世界に祝福をあげたいほどに素晴らしい。
なんと今日は物につかまってとはいえ、立つことに成功した。
そしてメイド達と遊んでいると、母親に凄いものを見せてもらった。
そう・・・魔術だ。
なんと、母親は風を操りクルクル遊ぶやつで遊んでくれた。
あれ、でも何故魔術ダとリゕ…。意識が途切れるように寝てしまった。
~
魔術だ。この世界はなんなんだ。気軽に魔術を使いやがる。やばい。凄い。恐ろしい。
しかし魔術というものは素晴らしい。何故なら赤子の俺ですら簡単に使えた。
決めた・・・!俺はこの世界で最強の魔術師となる!。
心に決めた、絶対に最強になってやる!。
こうして俺の第二の人生は始まっていった。
そして時は過ぎていき、転生から14歳と少しの月が過ぎ去った今日この頃。
俺、リーシェ・シャーレイは狩人として獲物を追っている!。
世界最強の魔術師を目指すのに何故狩人になっているのか…それは深い深い理由があった…。
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