川鵜の羽干し

永倉圭夏

言葉は装填された銃だ

 高校生の頃聞いたこの言葉は一体誰の言葉だったのか、今となっては思い出せません。


 銃なのですから勿論撃たれたら死にます。死なずとも大怪我を負います。言葉は大きな武器となるのです。



 最近見たNHKの番組で、哲学者のマルクス=ガブリエルが言っていました。


「SNSってその内外で発言を取り締まれないですよね、余程の事がないと。

 これって、言葉という銃弾がバンバン飛び交う、まるでアメリカ西部開拓時代みたいなんですよ」


 と。


 人間にとっての凶器は人間の中に、そう、私の中にもあるのです。実は私、かなり言葉が悪いのです。気を付けなくちゃ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る