灰の積もり

@Lauleria

希望

いつとも知れぬ小夜中(さよなか)に

いずくと知れぬ雪の道

ゆくえも分かぬ過客の身

遥か篝(かがり)の火を指し歩く

かしこに安堵ありと信じて


されど篝の火は遠く

行けども行けども深雪は 果ても知らずに降り積もる

行けども行けども宵闇は 果ても知らずに降り積もる

嗚呼 未だ篝の火は遠く この身の終(つい)は疾く来る

ただ目指す かしこに安堵のありと信じて


眼前朧にかすみ

この身の知覚は疾くと失せども

ただ目指す あの篝火を

かしこに安堵を求めて

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