俺と許嫁のヤンデレ幼馴染との日常

輝久

幼き日の約束(契約)

『ねぇおにーさま。おにーさまはいちかのこと、好き?』

『うん、好きだよ』

『じゃあいちかと結婚してくれる!?』

『もちろん!一華が大きくなったら結婚しようね?』

『ほんと!?約束だよ!?』

『うん!約束!』

『〜〜〜!!おにーさま!大好き!!』

『ぼくもだよ、一華。それじゃあ指切りしよっか?』

『うん!』


『『ゆーびきーりげーんまーんうーそつーいたーら………』』




『ぜ〜〜ったいにゆーるさーないっ♪』




『………え?』


『ゆーびきーった!』

『え……あ……うん………ゆーびきーった…?』






これが、昔、俺が幼馴染の一華と交わした約束。

この何気なく交わした約束が、この先の俺の人生を大きく変えるなど、この時の俺には思いもしなかった。

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