ガラスの靴
「シンデレラの魔法使いってかなり策士だよね。ガラスの靴なんて重いもの履いてたら脱げるに決まってるよ。あれは王子が探せるように重くしたんだと思う」
「たまたまじゃない」
「なんで?」
不服そうな彼にわたしは言った
「だってそのつもりなら初めから靴に名前書いとくもの」
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